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「初めまして、清修高校2年C組の皆さん。
俺は終夜賢斗。
ある人物から頼まれて君達に復讐をしに来ました」

穏やかな笑顔で、しかし目は全く笑っていない。

「ある人物、だと…?」

「忘れたわけじゃないでしょ?
犠牲者は九条詩音だけじゃない。
この茶番の第一の犠牲者、鈴村悠希が依頼人さ」

「悠希が…なんで…」

要が呆然と呟く。

「本当は分かってるくせに。
ま、本人に聞いてよ」

「え…」

資料室の荷物の影から茶髪のショートヘアの少女が現れる。

「悠…希……」

「…久しぶり、皆」

そう言って悠希は笑ったが、以前の明るく、さっぱりとした悠希とは何かが違う、と本能的に遼と要は感じた。

カナを見る悠希の目は酷く冷たい。

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