2

---

どのくらい彼女を見ていたのだろう。
彼女が突然こっちを向いた。
目があった。
僕は恥ずかしくなり、慌てて目を逸らし、また本を読み始めた。
何もなかったかの様に時間はまた過ぎて行く。
ある時、彼女は僕の方に来た。
僕はいきなりなんだろうと思い、彼女を見た。
すると、彼女はこう言い放った。



















「私は貴方が嫌いです。」










[ 2/17 ]
[＊prev][目次][next＃]

- ナノ -