prologue
皆さんはじめまして、かな?
もしかしたらはじめましてじゃない人も居るかもね。
え?僕が誰かって?
あぁ、ゴメン最初に自己紹介すべきだったよね。
僕の名前は朝日屋 真希。
ちょっと珍しい名字だよね。まぁ僕の友達にはもっと珍しい名字の子がいるんだけど。
え?女の子っぽい名前だって?よく言われるよ。
でも僕は正真正銘男だから、そこは誤解しないでくれるとありがたいな。
ごく普通の生活をしてきた、ごく普通の人間だよ、僕はね。
一つだけ変わったところがあるとすれば、僕は笑顔が大好きなんだ。
それが嘲笑でも、偽物の笑顔で無ければ僕は全ての笑顔を愛してる!!
僕自身はそんなに変わった好みでも無いと思うんだけど、僕の友達はそう思わないみたいでさ。
理解しかねるよ、って彼はいつも言うんだ。そんなに難しいものでも無いよね?
あ、そろそろ本題に入らなきゃね。
今日はね、僕以上に珍しい名字の僕の友達について話そうと思うんだ。
友達、だなんて言うと彼は怒るかもしれないけど…
それは、彼らの出会いの話ーー
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