「義姉上、バレンタインですが、義姉上はどうなされるのでしょうか」
「甄...どうもしないけど...わたしに作れって言いたいの」
「ふふ、否定はしませんわ」
「...。まあ、丕と公明くらいだろうけど...。他の弟たちにやると面倒な事になりそうだし...特に植や沖あたりは」
「公明?徐晃将軍のことでしょうか?」
「違う。管輅」
「ああ。...あの醜男に?」
「...他に誰に渡せと言いたい」
「例えば...義父上などどうでしょう」
「.........甄?」
「あら、冗談ですわ。さて、我が君と管輅殿の分ですわね。さあ、早速作業に取り掛かりましょう、義姉上」
「......どうしてこうなった」
(姉上が料理を...?甄、宴の準備だ)
(おい、子桓。どういう意味だ)
(明日は天変地異か...早めに備えておかねばなるまい)
(話聞け)
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