memo


2021/08/18



こんにちは、さくです。
今回もmemo何書こうかなといろいろ悩んでいたのですが、普段はやらない現在進行形の中編の紹介っぽいものをしてみようと思いました。紹介とは名ばかりのいつもの備忘録のようなノリです。(完結してから話せる&記録として残しておきたいことも出ると思うので後々ちゃんとした備忘録も上げる予定です)

ネタバレはあまりないですが、今かける範囲での作品の内容についても触れるので、現在更新分(どちらも2話まで)を一読いただいてからの方がよりお楽しみいただけると思います。

読んだよ!大丈夫だよ!という方は以下からどうぞ!

▼迷子編
魔族長との思い出をオムニバス形式で綴るお話。series時系列で言えば、導入編後〜長編開始直前。ゼルダを空から落とす前です。
加え、部下が思い出している記憶は空から落とされた直後〜部下になって一年経つ前(『彼は誰時の坪庭にて』前)の話になります。時系列的に少しだけややこしいお話ですが、まだ魔族長と部下が出会ったばかりの頃という認識があれば大丈夫です。

series全体での話になりますが、主従の関係性の分岐点は大きく分けると『make your garden grow』、つまり部下が魔族長のことを“マスター”と呼ぶ前後になります。
マスター呼びの主従は長編短編等々で書いてる通りあんなかんじなのですが、ギラヒム様呼び時代の部下はその他大勢の魔物と変わらない扱い、むしろ側にいる分“使われるモノ”としての側面が色濃く出てしまっている、というイメージです。

なのでこの中編の魔族長は塩対応だしすんごく屈折してるし辛口対応(のつもり)です。部下もすごく人見知りしてます。
それでも何故、部下が逃げずに彼についていったのか、がでぐろ7話であの結論を出すに至ったか、というところをちょっとだけ掘り下げていきます。

そしてそんな記憶が残る地を巡った後、魔王様復活のための戦いに挑む直前の部下は何を思うのか。想いが迷子になっている部下はどこにたどり着くのか。。。というのがお話のテーマになります。

迷子編を書いている時に限ったことではないですが、主従の心理描写の変遷をまとめていると「本当、こいつら、屈折、してんな……!!」と書いてる私も度々思います。
もっとシンプルの方がいいかなと思うことも多いですが、以前GWの自我出しでも書いた通り、やっぱりあの魔族長相手だと立ちはだかる壁が多くなかなか削れないというのが正直なところですね。。
なおかつ、変わらず自分の作品の指針であり目標が「作品を登場人物が生きる世界にすること」なので、そのためには避けて通れない道だと思っています。つまり、頑張ります。

今回の中編も例に漏れず「本当こいつら」と思うくらいいろんな思惑がぶつかったりぶつからなかったりする主従ですが、連載中の長編を読んでいただく上で、そして部下にとって割と大事なお話になるので、最後までお付き合いいただけたらすごく嬉しいです!

▼天廻編
pixivで投稿してます魔族長主役のお話。非夢ではありますが、seriesで言えば魔族長の過去編のような位置づけで書いておりどっちでも楽しめます。
読み方は「そらまわり」。せっかくHDが出たので「そら」という言葉を入れたいなと思いこのタイトルにしました。
説明文にも書きましたが、おそらく魔族長が“一番幸せだった頃”のお話のつもりで書いています。

時系列は天地分離前。seriesの中では今のところ一番昔。
故に時代背景的な要素を絡めている部分もちらほらあります。
長編で既に上げたところで言うと、ラネールは海と緑の地として出ていて(早々に焼け野原になりましたが)、『深緑』のフィローネに対しラネールは『新緑』の地として書きました……という細かすぎて伝わらないこだわりがあったり。
あと、フィローネ戦線で半壊した砦というのが、実は現代で主従が住んでる拠点だったり。(書いてる側は楽しかった要素)
時の神殿についてもちょうど長編で触れた後に出せたので良タイミングだったなぁとしみじみしてます。
他にも2話はいろんな要素を散りばめてあるので長編進んだ後に読み返していただけたらいいなぁと思っています。

他にも魔族長の心理的な描写はもちろんのこと、戦闘描写はとにかくかっこいい!美しい!強そう!(語彙力)っていうのが出るよう意識してます。
“一番幸せ”な頃なので、戦い方もそりゃあ絶好調ですとも。

作品の雰囲気に合わせてやや文体を変えたり、出せる登場人物が限られていたり、一人語りの部分がどうしても多くなってしまったりと全体的に大変な中編ではありますが、なんとか戦いながら執筆しております。何が大変かって、魔王様の台詞。。。
ある理由(完結後に触れるかも)があり、魔王様にはあまり多く喋らせるつもりはないのですが、その分短い一言で凄みというか圧力というか“王”の貫禄を出さなければならないので、一言考えるのに一日以上費やしたりしています。中世ファンタジーモノ書いてるプロってこういうところも含めてすごいんだなと改めて思いましたね、、、

series的にも原作的にも、この中編の果て=聖地を手に入れる戦いの結末は先にわかってしまっているお話になりますが、「魔族長しんどい」という感想よりも、「なんて魅力のある人物なんだ!!」と思っていただける作品にしたいので、温かく見守っていただけましたらうれしく思います…!!




語ってみたら意外に語れた中編のお話、いかがでしたでしょうか。。
他にも合間合間に長編を更新していたり、kobakoではスカイロフト勢の夏っぽいお話もプチ連載中なので、一つでもお楽しみいただける要素があれば何よりです。

一番の懸念点は更新頻度ですね。。。3〜4日に一回のペースに戻したいのですがなかなか戻らず。。
毎日書いてるのに何でこんなに時間かかるんだ…!と疑問だったのですがおそらく一話あたりの平均文字数が増えたからですね。。
この文量でペースが戻せたら良いと思うので、頑張ります…!

ありがたいことに日々訪問して下さる方も右肩上がりに増えており、拍手も多数いただけておりまして大変励みになっております。ありがとうございます。。

また、リクエストもしてくださった方がいらして、大変嬉しいかぎりです!
シリアス→ハッピーエンドのお話が読みたいというメッセージをいただきまして、長編でそのうち夢主も死にかける予定(無慈悲)なのと、3章後を予定しているがでぐろifで“記憶”がテーマのシリアスは書こうと思っておりますので、他路線で何か書けないか模索中です!
現在ある作品では『make your garden grow』が夢主が死にかけて(無慈悲)、ハッピーエンド(たぶん)を迎える話になるので、宜しければお待ちいただいている間にお楽しみいただけたらと思います。


さてさてそんなわけで次回更新は迷子編3話目です。魔族長が屈折しまくってるお話になります。明日明後日には更新、が、目標です、頑張ります……………。。

それでは閲覧いただきありがとうございました。
また次の更新で。


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