自由倉庫
Freiheit


::短編未満A(兵長)

「いいか? 今日は絶対に兵長と会うなよ?」
「同じ場所に居続けるのは危険だ。部屋に閉じこもっていても絶対に扉を蹴破られるから、常に兵団本部を移動し続けるんだ」
「大丈夫よ、私たちが全力でサポートするから安心して」

 上からオルオさん、エルドさん、ぺトラが私を囲んでまくし立てた。
 わけがわからず、私は頭にクエスチョンマークを浮かべるしかない。

「ええと、リヴァイ班の皆さん……」
「おい、兵長が来たぞっ。手始めに作戦Bを決行だ!」
「了解!」

 入り口を見張っていたグンタさんの言葉に、彼らは一斉に動き出した。特別作戦班の名にふさわしい動きだった。
 ぼんやりとしていると、

「ちょっと失礼」
「わわっ」

 私はエルドさんに抱えられ、窓から外へ。地上へ下りたわけではない。立体機動に移ったのだ。備品の無駄遣いではないだろうか。あとで怒られなきゃいいけど。

 それにしても、どうして今日は兵長に会ってはいけないのだろう。

 疑問は疑問のまま、波乱の一日はこうして幕を開けた。

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メモ整理していたら発掘。続きはありましたが結末が書いてなかった。リヴァイ班が書きたかったのだと思います。
 

2014.07.10 (Thu) 22:33
兵長|comment(0)

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