自由倉庫 Freiheit ::10月31日の悔いなき選択(メイドさん後日談) ある夜。 おかえりなさいと出迎えるなり、私はリヴァイさんから選択を強いられた。 「右か左か……せいぜい悔いのない方を選ぶんだな」 「ええと…………どちらか選ぶしかないんですね?」 私はリヴァイさんの両手にあるものをそれぞれ見ながら確認する。 「選択肢を増やしたいのか?」 「『選ばない』という選択です」 「それはない」 あっさり却下されて困った。 どちらを選んでも構わないのだが、単に選べないのだ。 「だとしたら私には決められません」 素直にそう言えば、リヴァイさんは軽く頷いた。 「なら俺が決める。選択肢を増やす」 「増やす? 『選ばない』以外に?」 「ああ。――右か左か、或いは『両方』だ。順番につければいい」 右手に『猫耳』、左手の『うさ耳』を持つリヴァイさんが私に近づく。 「まずはこっちだ」 ----- ハッピーハロウィン! メイドさんは戸惑ったり恥ずかしがりながらも全部受け入れると思う。 そして猫耳つけて、後日談6のクッキー食べたら最強だと思う。 ところで猫耳派とうさ耳派、どちらが人気なのか私は知りたい。 back ×
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