自由倉庫 Freiheit ::172万8000円等身大フィギュアネタ(断章の羽根) 『それ』を一目見るために集まった調査兵で、部屋は大変賑わっていた。 「等身大、ですか」 「台座の分があるからこっちのリヴァイの方が二センチ高いけどね」 「こんなものが作られるだなんて、さすがは兵長ですね」 呟くと、隣にいるハンジ分隊長が私を見下ろす。 「欲しかったらプレゼントしてあげようか?」 「あはは、いりませんよー」 私が笑って答えれば、それまで盛り上がっていた場の空気が一変した。 あれ? 「お前……! この素晴らしい造形物を『いらない』とは何様のつもりだ!」 まずオルオさんに怒鳴られて、 「わ、私は欲しいんだけど……! 何で『いらない』の!?」 ペトラに驚かれて、 「…………」 『いらない』と切り捨ててしまったせいか何か言いたそうな兵長と目が合った。 「だ、だって……」 それぞれの勢いに圧されながらも、私ははっきり言った。 「本人がいてくれたら、私は充分です」 ----- あれを購入される方はいらっしゃるのだろうか……。 ちなみに私はグッスマの兵長をお迎え予定です。この兵長のために今までずーっとずーっとスケールの兵長は見送って来たのでもうとにかく待ちます。 ちなみに↑の何か言いたそうな兵長の心情としては、もしも人形を欲しがられたら面白くないとはいえ『いらない』と切り捨てられるのも微妙で複雑だったりしてます。 こんな風に説明したらちょっと面倒な人状態になってしまった(笑) back ×
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