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::朝はだめ(メイドさん後日談)

 ある朝のこと。
 私は少し、怒っていた。

「朝に『こんなこと』をしてはいけませんよ、リヴァイさん」

 すると彼はむっとしたように、

「朝だろうと昼だろうと関係ねえだろ」
「あります。せめて夜にしてください」
「お前は気にしすぎだ」
「あなたは気にしなさすぎです」

 喧嘩と呼ぶにはあまりにも小さなものだが、穏やかな会話とは言い難い。

 やがてリヴァイさんはため息をついて、

「じゃあ、夜なら良いんだな?」
「ええ」

 私は頷いた。

「朝に蜘蛛を殺してはいけないのです。彼らは縁起が良いし、幸福を運んでくれるそうですからね」

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後日談のワンシーンに使おうと少し書きましたが結局やめました。
 

2014.05.30 (Fri) 22:39
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