6:熱の伝導と冷え切ったこころ 跡部と手塚とリョーマ♀のみつどもえ エロ注意 まだなんの反応も見せていない柔らかな性器を手でさすりながら、リョーマはそっと先の方だけを口に含んだ。雁首の付近をぺろぺろと舌で飴を舐めるように舐めながら、ちゅぱちゅぱと先だけを吸うように口付ける。こういった行為には慣れ切っているのか、他の男ならば反応してくれる愛撫にも、跡部の性器は萎えたままでなんの反応も示さない。 上から見下ろす跡部が、馬鹿にしているような気さえしてリョーマはすこし奥まで口のなかに含んだ。生温かい口内につつまれて、跡部は息をつめた。 「……手塚にも、してやったのかよ………」 風呂あがりの性器はまだ若干ボディソープの香りがして、リョーマは自分がなにを口に含んでいるのか曖昧だとさえおもった。跡部の言葉に、リョーマはすこしだけ首を傾けて頷く。 そのリョーマの返答に、跡部はすこしだけ顔をしかめて、へたくそ、と短く罵った。その言葉にリョーマが躍起になると知っていてなげかけたのだ。 案の定、リョーマはむかついたのか口だけではなく手を使って雁の部分をさする。強めの力でさすられ、跡部がおもわず「うっ…………」と息をつめて快感から顔をしかめると、リョーマは下から跡部を見上げてにやりと意地悪く笑った。 「きもちーでしょ?」 「……あたりまえだろ」 リョーマの言葉に跡部は厭味ったらしい笑顔を浮かべてこたえるが、その声色に先程までの余裕が薄れてきていた。頬はすこしだけ赤く上気し、ベッドのシーツを握っている手にも力がこめられている。 その様子に気付いたリョーマもやっと機嫌をよくして、ふふんと笑った。 すこしだけ身体を起こしたリョーマは床に膝をつきながら、性器を含んでいる口のなかの唾液の量が少ないことに気付いて、一度口から離した。やっと緩く勃ちあがってきたそれを横目で見つめて、もごもごと跡部に見えないようになにか口のなかを触っている。 「おい。なにして…」 言いかけた跡部が手を伸ばしてリョーマの肩をつかもうと伸ばしたところ、それと同時にリョーマがぱくりと性器を再度ぱくりと口に含んで、だらりと口のなかの唾液を伝わせる。先程より圧倒的にぬめりをました口内のねばつきとぴちゃぴちゃと響く水音に、跡部は気持ちよさを感じながらリョーマの髪をすいた。さらりとした髪の毛は、跡部の指絡みつくこともなくさらさらと指通る。 口だけで射精させることはあきらめたのか、リョーマは右手を跡部の性器の口に含んでいない部分をさすり、裏筋を指でなぞる。 すっかりリョーマのペースに乗せられてしまった跡部は、リョーマに性器を口に含ませながら、シーツをつかんでいた手をリョーマの身につけたままのハーフパンツへと手を伸ばした。柔らかい生地に包んでいる臀部の割れ目をなぞるように動かすと、性器を含んでいた口をぱっと離して非難がましい視線を向けた。 「ちょっと。あのさあ…おとなしくされといてよ」 リョーマの言葉に大きく跡部は溜息をついて、ひょいっと持ち上げると膝の上に乗せる。出されたままの性器がリョーマの剥きだしのふくらはぎに当たる。 「やっぱり、こういうのは性にあわねえ」 「えっ……。ちょっと!」 どさりとベッドの上に押し倒され、着ていたシャツを脱がされて、リョーマはもがいた。いったいなんだというのだ。先程まで自分に口でされて気持よさそうにしていたというのに……。 リョーマは納得できないと思いながらも、脱がされたシャツをベッドの隅、しかも跡部の足元にやられてしまったらとりに行くものも取りに行けない。ちらりと放られたシャツを見て、リョーマは跡部を見上げた。 「…せっかく口でしてたのに……」 ぼそぼそとリョーマが言うと、跡部は無視してリョーマのきていたベストのチャックをずり下げる。昼間は下げたものの、途中までということもあったし、取り去ることはなかったから実際に膨らんでいるのかはよくわからない。これで小さかったらすこし萎えるな、と思いながら跡部がベストを脱がすと、リョーマはその瞬間にぱっと手を胸の前に置いて、跡部の眼前からそこを隠すように交差させている。 「………………おい」 「そんなぱっぱか脱がさないでよ……」 「……そうじゃなくて。その手をどかせ」 「盛りすぎ。勝手に脱がすとか、ありえない」 胸を隠している手を、跡部は文句を言うリョーマを無視して無理やりにどかした。仰向けに寝ているが、横に流れることはなく、つんと上向くバストに、跡部は一種の感動のようなものを覚えてそれをしげしげと見つめた。そんな跡部に、リョーマは蹴りをいれて睨みつける。 「じろじろ見ないでほしいんだけど」 外の明かりがちょうどベッドのところにはいるせいで、跡部からはよくリョーマの上半身が見えた。陶器のように真っ白な素肌が、羞恥で赤く染まり始めているのも。 跡部は意外にも大きいリョーマのバストに手を伸ばして、その尖りを見せている部分を人差し指と親指でこねるようにふにふにと触ると、リョーマはこちらを怒ったように睨んでくる。遊ぶな、と苛立ったように言われて、跡部は不遜に言い返した。 「おとなしく黙ってろ。お前はされとけばいいんだよ」 跡部はそう言いながら、リョーマの乳房を円を描くように揉みながら、その先端部分を口に含んだ。ちいさな身体に見合ったちいさなそれは、跡部が口に含み舌で転がせばより尖ったようにも思える。 震える身体にあわせてぷるぷると震える乳房に、跡部は口持ちに薄らと笑みを浮かべた。 「おいおい。ずいぶん感じやすいんじゃねーの。どんだけお前やってんだよ」 「そんなことっ……どうでもいいでしょ…っ…!」 跡部の背中に手をまわして、リョーマは噛みつくように答えた。その間にもリョーマの乳房をつかんではふにふにと揉む跡部に、涙目で睨んだ。時折洩らす声には甘さが混じっており、口は半開きになっている。その上、口の端からなかに残っていた唾液がだらりとこぼれて、シーツに染みをつくる。 そのだらしない姿に跡部はにやりと笑って、強く先端部分を歯で噛んだ。 「……っう!いったぁ…………!」 「痛いだけじゃないだろ?」 と、跡部は言いながら膝でリョーマの秘部をこすった。とたん、くちゃりと水音がほんのすこしだけして、耳にしたリョーマは顔を真っ赤に染めてきっと跡部を睨んだ。 「気持ち良いときは気持ち良いって言う方が、楽だと思うけどな」 睨んでくるリョーマも本気で怒っているわけではないとわかっている跡部は、たいして気にするようすもなく手を進めた。ぷるぷると揺れる乳房の両方を、両手で撫でまわすと、リョーマももう文句を言うことはなく、足をぴくぴくと痙攣させながら甘い嬌声をあげた。 「あっ……やだぁ…!そんな力でされたら…っ…あとべさんっ!!」 いやいや言いながら、リョーマは跡部の背中につよくしがみ付く。跡部の胸板に膨らんだ胸を押しあてられ、ふにゃりと形を変えてやわらかな乳房がむにむにと押しつけられる。柔らかな感触を感じながら、跡部がリョーマのハーフパンツに手を伸ばすと、そのなかへとそっと手を忍ばせた。 すでに濡れてしまい、下着の上からも染みる液体を指に絡め取りながら、跡部は息も荒くこちらを見つめながら嬌声をあげているリョーマの唇に噛みついた。されるがままにリョーマは口内に伸びてくる舌先に自らの舌を絡めて、お互いの口内を吸うように口付ける。口付けながら、リョーマはすでに熱に浮かされているかのようにうっとりと融け切った瞳をしていて、跡部はそんな恍惚の表情になってしまっているリョーマを眺めながら口元に弧を描いた。 「こっちも相当だな?しゃぶるのがうまいくせに、されるのは慣れてないのか?」 跡部の言葉に答える余裕もなく、リョーマは目尻に涙を浮かべながら喘いだ。いつの間に脱がしてしまったのか、ハーフパンツは取り去られ下着のみとなってしまっている。薄い布一枚しか纏っていないリョーマは、すこし肌寒いが跡部の愛撫により肌は汗ばみ始めている。 下着の上から秘部を撫でられ、リョーマは甘いうずきにじんわりと下着を濡らしてしまうのをやめられない。完全に、跡部のペースとなってしまっていた。 下着のすきまから、指がそっと差しこまれ、直に縦筋の部分をなぞられ、リョーマは首を横に振ってその快感から逃れようとした。いつもは自分が男を気持よくさせることが多いため、リョーマは気持ちよくしてもらうことに慣れていなかった。そのせいか、濡れてしまう秘部は限度をしらない。 ぐずぐずになってしまった秘部を指で割られて、跡部は襞の部分を揉むように触る。ふにふにとした柔らかい部分はもう真っ赤になっており、内股の真っ白な部分とのコントラストが激しい。 隠されていた陰核を跡部は探しあてると、それを弾くようにぴんとつついた。そのとたん、痛みとも快感ともとれる曖昧な刺激に、リョーマは身を震わせた。はーはーと荒く息を吐きながら、跡部のシャツにしがみつく。 たらりと、内股に秘部からもれた液体が伝う。 「………んっ…!あうっ…」 秘部を割ったとおもうと、跡部は指で襞をかき分けながらその内部の肉の柔らかさを堪能しながら耳を甘噛みする。敏感になってしまっている身体はすこしの刺激でも、甘い痛みへと変えてしまう。 跡部はそのことがわかっていて、やっているのだろう。またじわりと染みだした液体を絡めて、なかで指をぐるりと大きく掻きまわして入口を広げると、シーツの上にぱたぱたと垂れ始める。それをあえてリョーマからも見えるようにするあたり、意地が悪いとしか言いようがない。 リョーマはじろりと睨むが、跡部の手によって、ぴくぴくと震える太股を目にすればそんな去勢も可愛らしいものとしか思えなくなる。 「………っ…!あんっ……ひぃ…っ!」 放っておかれた胸元をいじられて、リョーマは甲高い嬌声をあげて背中を反らした。ちろちろと先端をなめる跡部の舌が、段々と絡みつくようにしつこくなってくる。 身体をいっそう震わして、リョーマはぎゅっと耐え忍ぶように押し寄せる快感の波に太股を閉じようとするが、それは跡部の挿入された指によって阻まれてしまう。しとど濡れる指先に、跡部は薄く笑みを浮かべた。 じゅぷりと指が引き抜かれて、リョーマは短く喘ぐと、そこに指よりも太く、体温をもったものがあてがわれる。眼下にある先程よりも質量を増した跡部の性器を目にして、リョーマは緊張からかごくりと喉を鳴らした。 跡部の性器がじゅぶりと水音を立てて、かき分けるように押し入ってくる。先程慣らしたといっても、大きな跡部の性器をするりと受け入れてくれるはずもなく、押し返すようにリョーマのなかが抵抗する。跡部がすべてを入れようと突くたびに、リョーマは涙を流しながら跡部の背中に爪を立てる。薄らと赤く刻み込まれたひっかき筋の痛みを感じながら、跡部は奥へと進めるために身体を倒す。 「あっ……ひぃっ………んやぁ…!」 ずるずるとなかに押し入ってくる質量に、リョーマはぎゅっと瞳を閉じて悲鳴をあげた。痛みよりも強い快楽に、リョーマは流されそうになりながらもそれを振り払う。ぱたぱたと伝ってくる汗をぬぐう暇もなかった。 奥まではいったと思えば、引き抜かれまた奥へと突かれてしまう。雁がなかに引っかかってひっかくように刺激を与えるせいで、リョーマは自制出来ない快楽に耐えながら嬌声をあげる。肉のぶつかりあう音が部屋に響いて、廊下に漏れやしないかと、不安が頭をよぎるが、それすらも突かれるたびに途切れていって、いつの間にかどこかへと忘れてしまう。 「あっ…!」 最奥を数度突かれ、リョーマは自分が絶頂を迎えたことを悟った。背中にまわしていた腕にいっそう力を込めて、胸を上下させる。秘部が熱く、なかからはとろりとした液体物が流れ出しているような気がして、リョーマは震えて熱い息を吐いた。いまだなかでは、射精を迎えていない跡部の性器が先程と同じ質量をもって入ったままだった。 「ひとりで先にイってんじゃねーよ」 「…え、ちょっと!」 身体ごと引っ張られて跡部と座っているようなかたちで向かい合わせになる。その体勢のせいで、リョーマはまた最奥へと性器がずぶずぶとはいっていくのに、身体を震わせた。絶頂を迎えたばかりの身体には、酷なことだった。 咄嗟に目の前の跡部の頭にしがみついて、リョーマは震えて力が入らない足を膝立ちにさせるが、すこしでも腕の力を緩めれば、すとんと座り込んで性器が勢いよく入ってしまうのはとめられない。 「…………おい」 「ちょ、ちょっと待って。いま力入らないから……」 と、言いかけたリョーマは一瞬の隙で跡部にしがみついていた腕の力を緩めたせいで、跡部に腰を持ち上げられ、自分の意思とは無関係に挿入を繰り返される。 「やっ…待って!まだぁ……っ…!!」 じゅぶじゅぶとリョーマのなかから流れ出す液体が潤滑油となって、跡部の性器を迎え入れる。何度も、しかも先程よりも性急に繰り返される挿入にリョーマは翻弄されながら、甲高い悲鳴をあげて震える。正常位よりも刺激が強く、リョーマは自分で動かすことが出来ずに、跡部に腰をつかまれたままである。 一際、強く引き寄せられたかと思うと、目の前の跡部が眉根を寄せて苦悶の表情を浮かべた。その瞬間、仲にはいっていた跡部のものが薄いゴム越しに果てたことを知って、リョーマはやっと抜いてもらえるとわかってほっと溜息をついた。 絶頂を迎えたばかりの跡部は、先程よりも息荒く、呼吸を乱している。 「あんた……ヤりすぎ…」 よろりと力ない様子で、リョーマはなんとか身体を起こして跡部のものをなかから出した。ゴムをつけたままの性器の先端には、白いものがたまっている。 ベッドに倒れこんで、下からすこし恨めしそうに見上げてくるリョーマに、跡部は顔をしかめた。 「はっ……手塚ともヤっているヤツがよく言うぜ」 厭味ったらしい言い方に、リョーマは眉根を寄せた。 「……部長のこと、口に出さないでよ」寝転びながら、リョーマはそう漏らす。 すこしだけ嫌悪を見せたリョーマの口ぶりに、跡部は目を細める。 「手塚のことは口出しされたくないってか。勝手だな」 「別にいいじゃん!これであんたは言わないって約束、守ってくれるんでしょ!」 ベッドから起き上がって、上半身は脱いでいない跡部に掴みかかって、リョーマはじろりとにらんだ。もう身体は熱の余韻から冷め始めていて、ふたりの間にも先程の雰囲気は微塵も残っていなかった。 怒りの表情を見せたリョーマに、跡部は口元に笑みを浮かべて、リョーマの片腕を掴んだ。 「そうだな……。お前が女だったっていうことは、黙っててやるよ」 右腕を掴まれたまま、リョーマは跡部の言葉に安堵するが、跡部がそれだけで終わる男とは思えずに身構える。 「……ほんとうに?」 おそるおそる聞いたリョーマに、跡部は頷いた。 「ああ。そういう約束だったしな」 あまりにも跡部がすんなりと受け入れるものだから、リョーマは到底信じられないと疑わしいまなざしを跡部に向けるが、跡部はそれ以上なんの行動もおこさない。いつの間にか、つかまれていた腕も離されていた。薄らと赤くなった腕をさすりながら、リョーマは脱がされた衣服を身に付けた。ベッドのシーツだけが情交の余韻で、体液やらなんやらを含んで湿っぽくなってしまっている。 「先に戻れ。俺はここの後始末をしておく」 冷たく言い放った跡部に、リョーマはためらうそぶりを見せた。 「でも、このシーツ……」 「まだ来たばかりのお前がここの構造を把握しきってるのか。おとなしく部屋にもどってシャワーでも浴びてこい。俺なら後始末も出来るから、お前は邪魔だからとっとと帰れ」 でも、とまたリョーマは言いかけたが、起き上がった跡部から部屋を閉め出され、ドアを閉められた。開けようにもどうやら向こうが鍵をかけたかで開けられなく、リョーマは途方に暮れた。 帰るべきか、帰らぬべきか、とリョーマが迷って部屋の前で突っ立っていると、部屋があるほうの廊下の奥から見慣れた姿が目に入って、思わず大きな声をあげそうになった。リョーマの姿を見つけて、ほっとしたような表情を浮かべて駆け寄ってきた手塚の姿に、胸が痛んだ。 「越前。ひとりだったのか…」 「はあ。まあそうっすね」 口数少なく、リョーマはなるべく手塚から距離をとろうと廊下のはじっこのほうを歩く。どうやら手塚は自分の姿を探していたようで、リョーマが慌てて部屋へ戻ろうと足早に歩くがそれと同じスピードで手塚はリョーマと並んで歩こうとする。 「えーっと。なんで部長は俺を探してたんすか?」 なにも会話しないにはきつい状況に、リョーマは仕方なしに口を開いた。出来ることならば、早々に部屋に帰ってシャワーを浴びて、床に就きたい。それに、臭いが気になる。 「ああ。不二にもう消灯三十分前だから不在のものを探せと言われて……」 「え?まだ一時間以上前っすけど…」 驚いたようにリョーマに言われて、手塚はそんなことは…と首をひねる。 「だってほら、まだ九時っすよ」 リョーマに自分自身がしていた腕時計を指されて、ああ、と頷くことしかできなかった。きっと、いや、絶対に不二に騙されたのだろう。 「ははっ。合宿でも不二先輩はそんななんだ。部長、ちゃんと疑った方がいいっすよ」 すこしだけ笑って楽しげに言ったリョーマの横顔に、手塚は安心感を抱きながらそっと見下ろした。きっと、跡部とはなにもなかったにちがいない。そう思いながら手塚はほっとするが、リョーマの緩く開けられた胸元に、昨日は見なかった鬱血を発見して足をとめた。「部長?」とリョーマに振りかえられる。 「どうしたんすか。はやく戻りましょうよ」 リョーマの何事もなかったような冷静な顔があまりにも完璧すぎて、手塚は慌てて頷いたあと、見間違いだったのだろうと算段をつけた。きっと、気にしていたからそう見えただけに違いないと。 その日、跡部がもとの部屋に戻ることはなかった。翌朝、大ホールで目にした不二が聞けば適当に交わされ、なぜか理由を教えてもらえることはなかった。同じ部屋で氷帝の向日は、「気にすることねーよ」と笑って言っていたがはたしてそうなのだろうか、と不二は思いながら朝食を口に運んだ。反対側のテーブルでは、菊丸がリョーマにかまって呆れたような視線を向けられている。なにもかもが、昨日と同じように思えた。 - - - - - - - - - - これが書きたかった(ほんとうにです) |