試し書き(R-18)

本田菊はカークランド財閥の屋敷で住み込みメイドとして働いている若い女である。
幼い頃から苦汁を嘗めさせられ、中学卒業を機にアルバイトとして苦労してきたものである。その苦労のせいかか故に、菊はいまこの大きな屋敷で十分すぎるほどの給料を受け取り、平穏な日々を過ごしている―――はずだった。
平穏な日々が、菊にとってはいまだかつてなく辛い日々に代わっているのである。

***

菊の朝は早い。
朝5時に起床し、寝癖のついた髪の毛を直し、顔を洗い、のりのきいた清潔なメイド服に着替える。そのさい、もちろん下着も家の主人から与えられたものを身に付ける。
さて、どうしたものか。
菊はいつもより早く準備を終えてしまい、迷ったあげく、いつもより早く主人を起こしに行くことにしたのであった。
コツコツと音を立てながら廊下を歩き、主人の部屋までたどり着く。かちゃりと開けて、キングサイズのベッドで寝入っている主人を見下ろす。
菊は唐突にきちんと整えたエプロンを緩めて、ベッドに這い上がり、主人の股関をさすり、ゆるく硬さを示しているそれをさわり心地の良いボトムをずりさげて、下着から出した性器を口に含んだ。
「んっ……はぁ、…ん……。…んぅっ、あ…むぅ……んん」
ジュルジュルと音を立ててすすり、苦くて青臭い精液を美味しそうに飲み込む。
すると、寝ていたはずの男が起き上がって菊の頭を押さえつけた。

2013/02/14 22:39



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