▼ 再度煮詰まる 最後はですね、書き始めたときから心中オチにしようと思っていたんです ふたりは最後に想いを告げて両想いになるんですね けどやっぱり一緒になることはできない…みたいな まーそれでも諦めたくないと思っちゃうふたり 赤司くんはもう二度と黒子くんのことで辛くなるのが嫌だし 黒子くんも赤司くんと両想いってことがわかってもうふたりはとまらなーい だいたいの流れはこんなかんじだな 前の話のラストで黒子くんは赤司くんを叔父の養子として引き取ってもらうことにして黒子姓に変えることを検討 一か月か二週間か家に帰らない黒子くん そんな中赤司くんはやきもきするけど兄の帰りを信じて待つんよ そして黒子くんが帰宅のとき、赤司くんは兄の口から「お前養子にいくんやで」と言われます 赤司くんは黒子くんの叔父に正式に養子として迎えいられる予定だったんだけど、赤司くんは自分の持つ相続権など財産などもろもろ(わからんごめん)放棄して屋敷を出ようとしていた黒子くんのところまで駆けつける 屋敷を出たらもう二度とけじめとして赤司くんには会わないようにしようとしていた黒子くんもこれにはさすがに動揺 なんでこんな時間に、とか叔父や親せきからの電話の嵐が発生… 赤司くんは黒子くんに「一緒にいてほしい、ずっと」みたいなことを言う 黒子くんは赤司くんの真剣なまなざしとどう考えてもイケメンな面にあうあうなっておろおろ 嬉しいけどダメみたいな そしてとりあえず今日中に屋敷を出ることをあきらめる黒子くん 赤司くんは兄は信用ならんとばかりに一緒の部屋でおねむ なにもえろいことは起きずに朝を迎えて、赤司くんは再度黒子くんに告白 そして黒子くんも想いを告げてハッピーエンド… と思いきややっぱり黒子くんの心の闇は重し、 赤司くんに学校行ってきなさい、と言って安心させておきながら 屋敷の使用人を全員やめさせ執事も解雇 けど一応次の勤務先への手配はしておわる 執事はやめさせるけど、代わりに赤司くんとともに叔父の家に行けと命令 そしてあっという間にもぬけの殻と化した屋敷 この時点でまだお昼(頭おかしい展開にもほどがある) 部活も終えて学校から帰ろうとしていた幸せ赤司くんは校門前にリムジンがとまっているのを目にする なに!!!?!?!?!兄さんお迎え!!!!!??とか ちょっとかわいい妄想しながら近づくと出てきたのは叔父と執事 えっと思いつつすぐに黒子くんの裏切りを自覚する 引き留めようとする叔父を振り払って赤司くんはダッシュでおうちに向かう そしたらパトカーか救急車か消防車や近所の住人がわんさか 赤司くんが慌てて消防車がひしめき合う門の中まで行くと屋敷は燃え盛る炎に包まれてる 赤司くんは消防隊のとめるようすにも気に留めずダッシュで屋敷の中へと入る そこら中が炎で焼かれている中、赤司くんは黒子くんの名を呼び続け、ある部屋にたどり着く そこは赤司くんが一度も入ったことのない部屋、黒子くんの母親がつかっていた部屋 そこだけ異常に火の回りがはやいから赤司くんが入ると、そこには黒子くんが火なんてないような顔をしてぼんやりと座っていた むしろ微笑んですらいて、赤司くんは恐怖を覚える 兄さん兄さんと連呼するも黒子くんは「おやこんにちは」みたいなことのほほんと言っちゃう 赤司くんは熱くて苦しいけれど黒子くんを部屋の中から引っ張り出そうと必死 でも黒子くんはまったく動かない 「どうして君は来たんですか」と不思議そうに、まるで幼子のように問う黒子くん 赤司くんは涙がぼろっと零れ落ちるのを感じながら「兄さん、あなたを迎えに来た」 「どうして? 君はここにいないはずなのに」 夢を見ているような頼りない口調でそう言いながら、黒子くんは笑います 「けど、うれしいです。僕はずっと、君といたかった」 って言いながら赤司くんを抱き寄せる おっきくなりましたねえ、とか穏やかな口調で言う黒子くん 赤司くんはあんまりにも黒子くんが幸せそうな、穏やかな表情で笑いかけてくるものだから懐かしくて愛おしくて頷いてしまう 「そうだよ、もう兄さんより大きいんだ。…僕は」 「そうですね、とってもかっこよくなりましたしね」 ここで笑顔 この間にも消防はがんばってるんですが灯油のまかれた屋敷はバンバンと燃える そして黒子くんはふっと無表情になってから、今度は悲しそうに笑う 「…本当はきみはここにおらず、僕だけが死ぬはずだったのに。」 「兄さんを一人で死なせたりしない。それに、僕たち、まだ両想いになったばかりだ」 くすりと笑う赤司くんに、黒子くんは炎に身が焼かれそうだとか思いながらうなずく 「もう、出られそうにもない」 赤司くんの言葉に黒子くんも扉を見る 炎が先程よりも広がって通路は見えず、どうにもこうにもどうしようもない しかも部屋に窓はなく、絶望的状況 ぽつりとつぶやく黒子くん 「ここ、母が死んだ場所なんです」 「この屋敷は母と父が結婚してから建てられたもの…いまは僕の家だったけど、忌まわしい場所であるのには変わらない」 「この屋敷とともに、僕も焼かれて死ねばいいと思った」 とか言っちゃう 「征十郎くん愛してます、ずっと前から」 「僕もだ」とか言っちゃう んで結局ふたりは焼け死んじゃうわけだが、だめかなあ いま書いたらダメだったわ なんだろう、いまいち屋敷まで焼く理由がわからんというか… これはボツですね とりあえず屋敷を焼くのはやめようとおもいます 2013/10/30 18:55 |
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