セリフ小話



※すべてはご想像にお任せします。



カリカリカリ


「スズちゃーん。おじさんとあーそーぼー」


「・・・」


「ねーえ」


「・・・」


「ほら、ここおいでよー」

ポンポン


「・・・
仕事中ですので極力口をはさまないでいただけますか」

「いただけません」


ダンッ


「誰のお仕事をしてると思ってるんですか!!」

「さぁねェ・・・」


「もぉう!!仕事!し・ご・と!!
仕事してくださいクザンさん!」

「そう言われてもなァ、エネルギーが足りないのよ」


「これでも食べてちゃっちゃと片付けてください」


ぽいっ


「バナナ・・・」


「すぐに体にエネルギーが補給される素晴らしい果物です。遠慮せずにどうぞ」


「・・・」


(やっと静かになった)



カリカリ

もぐもぐ




「スズちゃーん」

「なんですか、食べたならさっさと仕事し

ひっ・・・!!!」


「どう?結構上手に出来たと思うんだけど」

「っ!!信じられません!!」

ぷいっ


「さ、スズちゃんも一口どう?ほらほら」


「誰がそんな卑猥なもの!!やっ、も、こっち向けないでくださいよう・・・!
っていうか、なんでそんなリアルなんですかッ」


「照れ屋だねェ・・・」

ガチャガチャ、

「じゃあこっちでも」「やめてください」






「はい、あーん」


「いいかげんに」「これ食べてくれたら仕事なんていくらでもしてあげるのに」


!!

(卑怯者!)


「う・・・じゃあ、食べます。食べればいいんでしょう!
そのかわりちゃんと仕事してくださいね?約束ですよ」

「わかってる。ちゃんと守るよ」

「で、では・・・」

そ、


「・・・う、あっち向いててくださいよう」

「無理」


「・・・はぁ。
じゃあ良く見てればいいですよ。いただきまーす」




ガチンッ!!!



「?! ちょっ・・・!!痛い・・・!」


むしゃむしゃ ごくん


ガチンッ


「っ・・・スズちゃん、それは・・・良くないわ・・・」


もぐもぐ

「?なにがですか」

「なんていうか・・・男にとって最強の精神攻撃だわ、それ・・・」

「やだなぁ、これただのバナナじゃないですか。」


「もっとこう、優しく舐め」「さ、仕事してくださいね」


ドサッ


「・・・」

「約束、しましたよね?」

「・・・もう。

あとで、覚えときなさいよ」



end.


*prev  next#
[ 51/62 ]
mokuji

top

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -