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青雉の舌は徐々に首筋へと移動した。

「ふ あっ・・・!」

耳への攻めでだいぶ陥落しかけているスズの精神を、青雉は容赦なく崩しにかかる。

スズの反応をひとつひとつ確認するように、ねっとりと首を舐め上げた。



ついに我慢がきかなくなり、スズは音を上げた。


「青雉さん、」

「なあに、スズ?」

愛しげに目を細めて顔を向ける青雉。
それが嬉しくて、スズの胸は切ないかのようにきゅうと締め付けられる。

それを表現するかのように、スズは青雉の背中に腕をやり、抱きしめた。


そして青雉の唇に、自分の唇をもっていく。


「ん、」


それに応えるように、青雉はスズの頭に手を回した。


そしてそのまましばらく、2人は互いの唇を味わうように、キスを続けた。

その間に青雉の手がスズの服へと侵入し、ブラのホックをはずす。


「はぁ、」

スズが呼吸のために唇を離すと、まだ足りないのか青雉の顔が唇を追いかける。
それをスズが「あの」と制すると青雉はぴたりと動きを止めた。


「ん?」


「えっと・・・その、
ここじゃ嫌・・・です」


もじもじと顔を赤らめてそう申告するスズに、青雉はクスリと笑った。

「(可愛い・・・)俺の部屋ならいいの?」

「・・・はい」

(扉一枚しか変わんないのになァ)


青雉はスズの腕を持ち、自分の首に絡ませた後、スズを抱き上げる。

そしてそのまま執務室に隣接する自室に入るとドアを閉め、後ろ手にガチャリと鍵をした。


end*


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mokuji

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