私 霊感無
彼氏(S)霊感無
彼氏の先輩(N)霊感有
彼氏の後輩(T)霊感有
で犬鳴峠に行ってきました!

旧トンネル近くに行くが、特に何も無く…。
近くに車を停めて徒歩で上がったのだが、私は崖が怖かった。
旧トンネルに着いた所で、昼〜夕方の時間帯の為雰囲気は全くない。入り口にはブロックがあって入れないなんて知らなかった。
Tはそのブロックに乗って覗き込んでいる。しかし何も見えない様子で、声を反響させて遊んでいる。
一応入り口の写メを2枚撮ったが何も写らない。
写ってもらっても困るが。
トンネル内は撮りたくなかった。

T「明るいからっスね〜」
とか言いつつ降りるT。
帰ろうか、と言って歩いて降りていると、
T・N「「あ」」
振り向く私とS。
T「今」
N「感じたね」
私が怖いと思った崖の前だった。
私「今、同時にあって言った」
S「すげぇ」
その崖が一番怖いと思っていた事は、言わないでおいた。
やっぱり本物は違うと盛り上がり、私たちは車に乗るとコンビニへ向かった。

「ちょっとトイレ!」
「おう」
エロ本を物色している男3人を背中にし、私はトイレへ。本棚とトイレは一直線上だが、少し離れている。というか、間に洗面所のスペースがある。
トイレは洋式で、ドアが正面にくる形。
犬鳴の後だから、警戒してドアを見つめ続ける。ドアの下の隙間に人影がある。しかも動いてる。


NかTだ、と確信した。全く、驚かそうとしてしょうがない奴らだ。釣りとか好きだからなー。
安心して用を足し、ドアを開く。

居ない。

Sは飲み物を物色していて、NとTはまだエロ本を見ていた。
私「ねぇ、今…トイレの前居たよね?」
T「いや? ずっと本見てましたけど」
私「Nさんも?」
N「一緒です。…見えました?」
私「いや、見えたっつーか、ドアの下の隙間に影出来てて、動いてただけなんだけど」

T・N「イエーイ!」
ハイタッチ

T「見えたー」
N「良かったー」
私「何がだよ!」
N「折角犬鳴行ったのに、何もなかったら寂しいじゃないですか」
私「あーね…」

もう何も言う気は無かった。

そしてその後は何もなく、無事に帰宅した。

確かに、何も起きなかったSが逆に可哀想だと思えて来るから不思議w





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