Perfect 5th


それでも僕は構わない
バイオレットの底辺に沈んだ沢山の昨日
太陽は当たり前の呼吸のように
幾つもの季節を折り重ねて幻の明日を与える

僕は真冬の夢を見ている
耳障りのいい完全五度みたいに
調和の取れた優れた夢を

僕は記憶の彼方から
弾き飛ばされた場所に有る
一瞬の夢の中
とても綺麗な場所に有る


追憶は日暮れに乾いて
いつも始まりがあって
留まる所を知っていた

だから影を持つ君だけが
やがて来る時をさらいにおいで




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