雑貨として送られてきた段ボール箱を宅配業者から受け取りニヤけそうになるのを堪え玄関先からリビングに戻る

無意識にごくりと喉を鳴らし逸る気持ちを押さえながら段ボールを開け丁寧に梱包された中身を出す。
ネット通販を利用して手軽るに手に入れたがこの日をどれだけ待ちわびたか
下肢がじんと疼き口腔に唾液が溢れてくる
早速、おれは新しく手に入れたコレらを味わおうと上がる口角をそのままに準備に取り掛かった





初めて利用したネット通販。
初めて買ったアダルトグッズ。
後ろ用のスティックと割と普通で価格の安いバイブと、値段合わせに選んだローターが購入手続きから3日せず届いた。
これを使うのは俺自身で、彼女なんて呼べる女は居ないし最近では女にあまり興味を持てなくなったって言うのが現状だった。
買った玩具を並べ少し迷ったが誘惑に負け、バイブを手に取った。
一般的な太さのそれは今まで指やペンなんか突っ込んで物足りないと思ってた俺にはかなり魅力的に映る。
スイッチを入れれば段階的に変化するバイブレーションとスイングする機能がついてるのだ、楽しませてくれない筈はないだろう

フローリングにタオルを敷いて上にTシャツだけ着た格好になる。興奮して頭を擡げ先を濡らし始めるペニスを数回扱き手持ちぶさたな興奮した気を紛らわせ、薬局なんかで避妊具と一緒に置いてあるようなローションと避妊具を用意する
避妊具をパッケージから取り出しバイブにかぶせ、粘度のないサラサラしたローションを満遍なく塗り広げて四つん這いになると手についたローションを今度は尻の孔に塗り慣れた穴にゆっくり指を埋めていつものように抜き差しを繰り返す

「ふ…ふ、ぅ…」

楽に指2本を入れて念の為に3本入るまでほぐしてからいよいよバイブをほぐした穴にひたりと当てる

「んっ、フー…ッ、く、ぅ」

ぐ、ぐ、と一定のリズムで押し込もうとするが緩やかに丸みを帯びた先端でも太さが在るからかなかなか入らずローションのせいで滑り上手く入って行かない

「く、そ…はぁ…うぐっ…ん、う…ぅう」

指3本入ったんだ、この太さのバイブが入らない筈ないと半ば躍起になって何度も力を込め尻の穴を開く為に排便する時のようにいきむと途端にずるりと嫌に音を立てて中にカリの括れまでが収まった

「…っ!!、ア!ぃ…イッたぁ…ぁあ…いて、ぇ…」

強烈な痛みに腰が引けジンジンとバイブを飲み込んだ穴が痛む

「ッー!…う、ぁ…いた…ん、は…」

冷や汗が落ちて痛みに勃起してたペニスが萎えた。
手で触るには柔らかいと感じたシリコンは尻に入れるには固過ぎたらしく無理矢理に押し込んだのがいけなかったらしい。

「は、はぁっ…あ、ぬけ…ねぇっ…ん、ん…!」

重く響く痛みにとてもバイブをこれ以上入れて置きたくなくて抜こうとするも痛みに窄まる尻に段のついたカリが引っ掛かり上手く抜けない。
無理に抜こうとしても先程の痛みが思い出されとてもじゃないが無理だ

「ぅあ…や、…抜け…ひ、ぃ…いてぇ…ッ!」

四つん這いではバイブが上手く掴めずそろりと動き座り直すと脚を開きギチギチとバイブを締め付ける穴を見る
このまま抜けなかったらと言う恐怖と続く痛みに焦り必死でいきむと腹に力を入れてるせいか尿意を催すがそれどころではなく必死にバイブを引っ張った

「あーっ…あ!イ…てぇっ!ふ、ぁ…はぁっ…あぁっ!」

そのうちぼたぼたと尿が漏れて尻の下に水溜まりが出来る。尻に伝う尿と排尿により少し緊張が解けて嘘のように以外にもあっさりとバイブが抜け落ちた

「く、ぁ…あぁ…はぁ…」

ひくひくと疼く尻の穴がバイブの大きさに開き切ってるような気がして慌てて指を這わすと不安を余所に穴はしっかりと窄まっていた

「うあ、いてぇ…」

試しに入れようとした指も指先だけでピリピリとした痛みが走る
ドキドキと動悸が収まらない。初めて尻の穴を使う事に恐怖を覚えて身が竦んだ

グショグショに濡れた尻の下が不快だが暫く動く気になれず目尻に溜った涙がスーッと冷えるのを感じるまでそのままでいた




初めて玩具を使った日は散々な結果に終り暫くは地獄の日々が続いた。
排便するにも痛くて痛みに便意も引っ込み身体の調子までおかしくなる
痛みがない日でも排便すればまた痛みはぶり返すしで一ヵ月はトイレに行く度にヒヤヒヤする生活を送った。
その間勿論後ろの穴を使って遊ぼうって気にはなれず、この際この遊びを止められる機会なのではと考える。


完全に痛みも引いて排便も苦に感じなくなった頃。
試しにと風呂に入ってる時に指を這わせてみた。
固く閉じたそこは遊びを始める前に戻っていて、俺は…


利き手の中指を咥えて唾液をまぶす。出しっ放しのシャワーの音ももう遠くに聞こえていた。自分の上がる息遣いだけ感じて濡れた壁に手を突き唾液で濡らした指を後ろの穴に這わせて滑りを確かめるように穴周辺を撫ぜる
ゆっくりと随分固くなった穴にヌッと指を突き立てる

「は…ぁ…」

じわりと広がる圧迫と下肢の甘い痺れに
次はもっと慎重に行けばいいんだと自分にいい聞かせた。




風呂に入る度に指で慣らしたら初めての頃よりも遥かに早くあっさりと指2本楽に入るまで柔らかくなった。物足りないと思っていたアナルスティックを使った日、あまりの気持ち良さにその虜になった。
太さはないが柔らかくてその長さが堪らない。緩く凹凸する作りもまた楽しめた。

「んは…ぁ…深ぇ…」

何処までも入って行くスティックが今まで指の届かなかった内壁をつつく度にペニスからカウパーが落ちる
たまに触れると身体が跳ねる、あそこが前立腺なのだと分かったし、深く入れてから抜く時が堪らなくなる。強制的に便を引っ張り出されているような気がして興奮した

今は充分満足してる。
でも少ししたらまた物足りなくなるんだろう。
なら、またネットで買えばいい
そうだもう1本スティック買って2本入れてみるのもいいのかもしれない。
他にも、色々…

そう考えると俺はもうこの遊びを止められないんじゃないかと思った
でもそれでいい
もっと太いの入れてみたい



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