俺はホモな訳じゃねぇ。抱かれたい願望もない
女になりたい訳でも…ただ、気持いいから止められないだけ


「ッ…ンは、ぁ…!」

ぺたりと正座を崩したような格好でフローリングに座ると冷えた床の固さを尻で感じ思わず口許が緩んだ

「ぁー…ッ」

無意識に声が出る。腹の奥がぐずぐずして呼吸する度にゾクゾクと背中が痺れて口の中に唾液が溢れた。
開きっ放しの口端から流れ落ちていく

(…入、った…)

ぐぷっ。そんな音を立てて俺の腹に納まったのはシリコン製の直径4cm、長さ20cmのディルドーだ。底の方についた吸盤でフローリングに直立させたものの上に座り直腸からS字結腸まで貫通したところで腰が抜けへたりこんでしまっていた

「ふ…ぁは」
(やべェ…よ過ぎる…!)

ドクドクと胸が高鳴り苦しい。だがその苦しさが良い、なんてそろそろ俺も帰れない所まで来てしまっているんだろう

「ン、ン…く」

今日、始めてS字結腸にディルドーの先が入った
なかなか入らずに苦戦したが内壁を押し上げてディルドーの出っ張り部分がそこを突き抜けた時の快感は凄まじいもので感動と嬉しさも相俟って思わず軽くイッた
かと言って、ペニスから白濁なんて出てなくそもそも勃起事態をしていない
ドライオーガズム…出したら終りの快感ではない、何処までもずくずくと持続し渦巻く快感を男だって得る事が出来る

「んーっ、は、ひぁ」

未だ笑うばかりの頼りない膝に力を入れ試しに自分の身体をゆるりと動かす

「ァア!うはっ…あ、ん!」

にちゃりとたっぷり付けた粘度の高いローションが尻と床に糸を幾筋も引いて音を立て、腹の中で少しだけ居直るディルドーが粘膜を擦り上げてS字結腸の口を浅く抜き差しする

「ッ!ッ…!」

尻でのオナニーをヤり始めた頃のペンや指を突っ込んで快感を得ていたあの時がとても幼稚なお遊びとも思えてくるのは仕方ない
それほどに気持ちいい

「あ、あ…!」
(腹、張ってきた…)

ぐるりとひと鳴きする下腹部に今日は此所までかとそろりと腰を上げ
ぐぽっと腹の奥で音がする

「ヒッ…ぅ…あ」

奥の引っ掛かりが抜けるとあとはまるで排泄をするかのような要領でディルドーを抜いた

「はァ…は、ぁ…」

このあとは、普通のバイブを突っ込んで前をしごくか。そんな計画を立てると玉がヒクつくような気がして見る見る性器が膨らんできた。

(いま、尻…やわらけぇんだろう。穴開きっ放しかもしれねェ)

自分の姿を想像するとカウパーが尖端にぷくりと惨み
それから止めどなく溢れて床を濡らした





ホモじゃねぇ。
女になりたい訳でもない
ただ、尻で快感を得る自慰が好きなだけだ






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今度書いてみたいネタのプロローグ的なもの
キッドはアナニーの虜です


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