>>ベタベタに甘いです。
ユースタス屋乙女化計画。


すきだ、あいしてる、おまえがほしい
知ってる限りの言葉で愛を囁いて、指を絡めたら
ユースタス屋は泣いてしまった
そしておれを嫌いだと顔を真っ赤にして言った
あまりにもそれが可愛いものだからからかいたくなった
なんてかわいいのか。たまらなくなってキスしそうになった。
それを堪えるのがやっとで近づけた頬をすり寄せた
流れる雫が温かくて
堪える嗚咽が愛おしくて
嫌いだと言われるたびに胸が熱くなり、満たされた



「フフ、泣くなよユースタス屋」
「っ…ない、て…ねェっ」
「そうか?」
「…てめぇなんて…おれはっ」
「うん」
「嫌いだっ…」
「知ってる」
「きらい…」
「ああ、嫌いでいい…お前はそれでいいよユースタス屋。わかってっから」
「ふ…っ、…」
「しゃっくりとまらねぇなァ…」
「ぅ…る、せぇ」
「好きだぜ?」
「嫌いだっ!」
「はは、…しゃっくり、止めてやろうか?」
「…?ッ、トラファ…ンっ…」




堪えられる筈もなくキスをした
ただ重ねただけの唇は嗚咽を止まらせることに成功し
幾分落ち着いた声はまた


「嫌いだ」とおれに愛をくれるのだ


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