金縛りかと思った


「ッ……!」

まず、目が覚めると身体が動かず驚いた。序で頭が割れてるんじゃねェのかって程の頭痛が襲ってきて、その痛みに顔をしかめると右の顔半分が腫れてるんじゃねェかってくらい熱く痛む
呪われてるのかおれは、と考えてから冷静に気を持ち直してみると、毛布二枚で簀巻きにされて床に転がされているらしいことが分かった。
序でに言うとここがユースタス屋の部屋で昨夜ここで飲み会をしていたことも思い出した

「そして、…なぜだ」

それ以外は何も覚えてない。毛布の感触が明らかに地肌に感じられ、決定的なことに目の前におれの服が抜け殻のように放置してあるのが見える。
取り敢えずパンツは履いてるっぽい

「…」
「…」
「キラーだ」
「…覚えてる」
「そうか。おはよう、朝だぞトラファルガー」

ぬ、といきなり視界に入ってきた昨夜見知ったばかりのキラー屋がなんとも気の抜ける様な事ばかり言葉をかけてくる。
おれの状況はその長い前髪のせいで見て取れねぇのか

「トラファルガー、昨夜の記憶はあるか?」
「…キラー屋が酢の物食えねぇって話んとこ位までなら…」
「ビール2杯目辺りか…」
「つか、…ユースタス屋は?」

もぞもぞと身体を動かし部屋を見渡すがユースタス屋の姿が見えない

「キッドなら風呂だ」
「あぁ、風呂か…」
「…トラファルガー」
「あ?」
「一言、言わせてくれ」








(本当にバカだな)
(はァ!?)





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刻んでしまった
次は割りと長くなる、かも


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