お馴染み日記小話クオリティ。
相変わらずキッド君幼い感じです。
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中坊キッドくんは、エッチの後は直ぐ眠くなってしまう子だといいです。ローが抱きつぶそうとしているわけではなく、全力で感じでしまうのと、気持ちいのと、イった後の脱力感でふにゃ〜っとなったところを更にローさんに優しくよしよしされたりするのでぱったりと寝てしまったり。
昼間のエッチ後は長時間寝るのではなく、30分〜1時間ないくらいをぐっすり寝てぱちっと目を覚まします(夜寝る前のエッチだったりすると朝までぐっすりコース)




ある休日。昼にローの家にキッドくんがやってきて、リビングでイチャイチャ。本番はしなかったけど、キッド君は2回くらいイかされて(覚えてるのが2回)、心地よい倦怠感にぽやぽやしながらローと話をしてた気がするけど、気が付けばローのベッドの上にいました。
ぱち、と自然に目が開いてすっきりした目覚めに身体も軽くひょいと起き上がります。汗を吸った服は脱がされていて、代わりにローのパジャマ(上だけ)を着せられていました。

「ん、…あ…?」

ひく、とお尻に感じる違和感。確かにさっきはお尻も触られたけど、まだなんか入ってるような気が。ローはいつもエッチ後は抜かりなく綺麗に処理をしてくれているので、よっぽどローを銜え込んでいた後にしかこんな感覚は引きずらないはずなのに…なんだろう、とキッドはお尻に触れてみて目をぱちくり。

「あんにゃろぉ…」

ぷく、と頬を膨らませキッドは少しだけ耳と頬を赤くさせました。

ペタペタペタッ。フローリングを不機嫌に踏み鳴らす足音が聞こえてローは少しだけ口元を笑わせました。可愛い王子様が短い眠りからお目覚めのようです。

「…ロー」

むすっとした顔が、不機嫌そうな恨めしそうな声で名前を呼んで、ぶかぶかなパジャマをまとい、腕を組み仁王立ちをしてジト目でローを非難します。

「フフ…てっきりお目覚め早々に怒鳴り込んでくるもんだと思ってたが見当違いだったな」

普段のどこか大人の余裕をまとった顔ではなく、まさに悪戯の成功した子供の様に笑っているロー。読んでいた本をテーブルに置くとキッドに向け来い来いと指先で呼びました。

「もーっ…なんだよこれ」
「気に入らなかったか?お前、寝るとほんと何しても気が付かないな」

ローの膝に乗り上げるキッドを迎え入れ、ローはキッドの尻から伸びるそれをするるるーと撫でました。

「似合ってるぜ、猫の尻尾」
「最悪…寝てる時にするとか…」

ローの唇が触れたキッドの頬はほんのりと赤く、目を泳がせていました。

「道具を使おうとは思わねェが、オプションとして考えるならまぁ、悪くねェ…具合はどうだ?」
「ん…へん、に決まってんだろ…」
「気持ちいい、じゃなくてか?」

クイッ、とローの手が黒い毛足の長い尾を引っ張り、キッドは反射的にきゅっとお尻に力をいれました。
そう、ローはキッドが寝入ってしまった隙にお尻の穴に挿入して使う「猫の尻尾」を付けていたのです。
寝起きはいいのですが、眠りが深いのか寝入り端にはちょっとやそっとは起きないキッド。特にまどろみの中や眠ってしまった後での事後処理を受けるのに慣れたキッドでは、寝ている最中にお尻を多少触られるくらいでは起きません。
それをいいことに、ローに弄られ柔らかくなったそこに難なくオモチャを受け入れたのでした。

「こっち向けよ」
「…?」

ローの胸元にぐりぐりと顔を押し付けていたキッドは従うように顔を上げると頭に何か乗せられました。

「…こんなのもぉ?」

キッドの頭に乗せられた猫耳付きのカチューシャ。赤毛によく似合います。

「かわいいかわいい。今日はそれでいてくれよ」

上機嫌なローは尻尾を手にクルクル巻き付け遊ばせ、その度にくにくにと尻のなかで動く異物にキッドは腰をくねらせる。

「やっ、もーバカっ引っ張んなよ!」
「ああ…悪い悪い。心配するな、そう簡単に取れたりしねぇから」
「はっ、あ…そう、じゃなくてっ…って、簡単に取れねェってなんだよっ!?」

悪戯に尻尾を触るローの手を両手で阻止しながらキッドは聞き捨てならない言葉を拾う。

「なに…そうは言ってもおれのより小せぇ、こんくらいの珠が何個か入ってるだけだ」
「珠っ!?」
「ふふ…一度出してみるか?」
「へっ?わっ、あ!ローッ」

驚きじたばたするキッドを片腕で抱きしめると、ローは少し力を入れて尻尾を引っ張る。グッと引くと、おもちゃを銜え込んだお尻の穴がぷくっと盛り上がりますが、なんだか無理やりうんちを引っ張り出されるようなそんな気がしてしまいキッドはついお尻に力が入りきゅっと穴をすぼめてしまいました。

「んっ!」
「締めるなよ…出せねぇだろ?」
「だって…」
「無理やり抜くと痛ェ思いするぞ…自分で押し出してみろ」
「はぁっ…ん…んーっ!」
「うん…そうそう」
「あ!あっ!やっ、あ…なにっやだっ」
「出やすくなるようにな」
「ひっィ…んーーっ」

キッドが息んでいる最中に、掴んだ尻尾をぐりぐりと回し、小刻みに揺らしたりするロー。キッドは堪らずローに凭れるようにして丸めていた背をピンと伸ばして、尾を引かれるたびに尻を突き出してお尻の穴をヒクヒクさせる。

「ほら、もっといきめよ。もう出てきそうだ」
「はーっ、うーっ…ひっんぅ!」

キッドがぐぅ、といきむのと合わせローがゆっくりと尻尾を引いていくとお尻に埋まっていた3cmに満たないほどの球体がポコッと飛び出す様に出てきて、キッドはその感覚にびくりと身体を跳ねさせました。

「〜〜っ…んぅー…」
「まだ1つ目だぜ?」
「これ、や…キツいよロー…」
「そうか?気持ちよさそうな声が出てたぜ?」

無理やり内側から押し開かれたお尻の穴がジンジンと熱くしびれる様な気がしてキッドは身悶えしながら目を潤ませ、ローに助けを求めます。

「そんな顔してもおれができるのは引っ張るだけだ」
「いれたの、ローのくせにぃ…」
「だから手伝ってやってるんだろ?まぁ…少し濡れが足りねェかもしれないが」

口元だけで笑ったローはキッドの着ているキッドには大きなローのパジャマのボタンを下の方から幾つか外し、下肢まで覆っていたそれを肌蹴させる。裾を割り、腹部が晒されると若いそれが太腿と腹部の間で張りつめていました。

「嫌そうにしてる割には…」
「だって!」
「あー、はいはい…寝起きもあるしな。それにしてもさっきも出したはずだがお前、意外とタフだよな」

キッドが声を張って何か言おうとするのを軽く流し、ローはキッドの首筋にキスをするとまだ自分よりは小さな身体を抱き上げて自分の膝の上からソファに下ろす。
キッドは何をするのかと不安そうにローを見上げるが、猫耳付きのカチューシャに、尻に埋めた尻尾のオモチャ付きと言う格好はなんとも扇情的でした。

「すぐ戻る。ローションとってくるから」
「…はやく」
「ひとりで遊んでてもいいぞ?」
「やらねぇよバカ!」

くすくすと笑いながら、おそらくローは寝室にローションを取に行ったのかその笑い声も遠くなっていく。キッドは未だにお尻に埋まる異物に身体をもじもじさせながら肌蹴たシャツの間から切なそうに震える自身をきゅっと手に包みました。勃起のずくずくと疼くような感覚がそれで収まるわけがないですが、自然とひくつくお尻の奥の方からジリジリと涌くじれったさから意識を少しでも移したかったのです。

「ー…ぅー…」

しかし前にも後ろにも意識が行ったり来たりを繰り返し、もぞもぞと身体を揺する度に下肢に広がる違和感にほう、とため息が零れます。

「またせたか?」
「っ…」

きゅっと目を閉じて、そろりと片手を動かそうとした時、背後からの声にキッドは驚いて誤魔化すようにぎゅう、と勃起を押さえこむ仕草をとました。

「?…どうした、痛くなったか?」

ローは首を傾げ、そんな仕草をするキッドに勃起の痛みを心配しますが、キッドはふるふると首を振って小さく唸る。

「そうか?痛ェなら出せよ…その方がこっちも抜けやすくなるだろうしな」
「んん…」

キッドの背後から頬や唇にキスし、成長期の身体をローの節くれだった手指がはい回り、ローの愛撫にキッドも身を委ねているとお尻の間にもローの指が這い、穴の淵を撫でます。

「そう言えば…あれやってねェな」
「…?」
「キッド、猫と言えば?」
「…??ひ、ヒゲ?」
「聞き方が悪かったか…猫はどう鳴く?」
「え…、!!」
「ほら、どう鳴くんだ?」
「っ、なんでそんなっ…いやだっ」
「嫌だ?そんな鳴き方じゃねェだろ…鳴くまでこれ外すの無しにすんぞ」
「おまえ!!」
「お前ー?そんな呼び方許してねェなァ。鳴くのが早いか泣くのが早いか試すか?キッド」
「わ!待って、まって…ッ、あ、むっ…うー!」

ヘンタイスイッチの入ったローは、キッドが悪い予感に慌てて鳴きまねをしようとするのをキスをすることで阻止し、持ってきたローションをキッドのお尻に垂らすと穴の周りや玩具に塗し、先ほどやっとの思いで1つ出した珠を再び中に押し込んでしまいました。
ローションで滑りがよくぬぷりと窄まりに簡単に飲まれて行きます。

「んぅ!…ぷはっ!…ロー!」
「本当はこれは使うつもりはなかったんだが…癖になると癪だしな」
「な…なに…」
「お前も知識くらいあるだろ?」

ローはポケットに入れていた掌に収まる大きさのそれをキッドに見せ、カチッとスイッチを押しました。

「ひゃっ!?くッ、ッ…ッ!!」
「どうだ?」

ぞわぞわと背中を這うような振動にキッドはびくりと大げさに声を上げ信じられないとローを睨みつけます。
ローの言うとおり知識としてキッドは知っていた、大人のオモチャが総称して言われるようにバイブレーターとしての機能…まさかこの尻尾のオモチャまでその機能を有しているとは。
静音仕様で特有の煩さはないけれど、モーターは強力なようで尻尾の付け根の球体と、他にも先端と中腹にもローターが仕込まれているようでキッドは腹部全体が震える様な気さえしていました。

「ローっ、ローッ…ふるえ、の…やっ…ぁっ、やぁっ」
「気持ちよくねェか?おれにはよさそうに見えるけどな」

意地悪なローは、キッドのオモチャを銜え込むお尻の穴を撫でると穴の淵をびりびりと震わせるその振動を確かめながら、片手はキッドの勃起を摩ります。

「ひぃっ…にゃぁっ、ロー、鳴く、からぁ…ゅうしてっゆるしてェっ」
「んー?なんだって?」
「にゃあっ、にぁあっ…うにゃあっ!」

断続的にイっているようで、キッドの勃起からトロトロと白濁が零れ落ち、ローの手とソファを濡らします。
この時にはもうひくひくと忙しなく収縮をしているお尻は緩み、またローションの滑りもあってこちらもトロトロでした。

「可愛い声で鳴くなァ…もっといっぱい鳴いてみな?」
「ふにゃ…あ!?ぅう…にゃんっ!にゃあうッ」

勝手に垂れる白濁そのままに、キッドの体液でぬれた掌でキッドの胸元を摩り可愛い小粒な飾りを弄びながら、蕩けきったお尻を見たローは尻尾を掴むとオモチャを引っ張っりました。ぽこっと勢いよく飛び出る珠にキッドの甲高い鳴き声が上がり、序で勢いよくぽこぽこと連なって出てきた珠にキッドは背を弓なりに反らして白濁ともいえないほぼ透明な体液を勃起から勢いよく飛ばします。

「っ…キッド…かわいいぜ…」

キッドの痴態に声を上ずらせ、ローはまたつぷつぷと出てきた珠を埋めていく。

「うにゃあ…も、やにゃ…にゃあーっ」
「ああ、わかった…だがもう少しだけ付き合えよ」

にゃあにゃあと律儀に鳴きまねをしながら喘ぐキッドを宥めながら、ローはズボンの前を寛げると勃起してそそり立つそれを引っ張り出して、浮いた血管が脈を打つ熱いそれにローションをたっぷり垂らすと震えているキッドの腰を立たせ、ソファの上に膝立をさせるとしっかりと背凭れに掴まらせました。

「キッド、太腿しっかりとじてろよ」
「にゃぁ…?」
「いいから…」
「ふ、にゃっ!?」

ローがキッドの背に被さると、キッドのぴたりと閉じた太腿の間にずるんと熱い何かか割って入りました。キッドは驚きましたが、直ぐに自分の袋を突き上げるように背後から太腿の間を貫く物がローの勃起だとわかりました。

「はぁっ…動くぞ」
「っ!あッ…にゃっ」

バツンバツンと肌がぶつかる音がし、多量のローションに下肢を濡らしキッドは会陰や袋の裏を擦り、突き上げるローの熱さに身を震わせます。それに加えてローに腰を使われながらお尻に埋まるオモチャをポコポコと出し入れさせられれば何も考えられなくなり、ついには鳴きまねも忘れて「あー、うー」と声にならない声でひっきりなしに喘ぎました。

「っく…キッド、出すぞ」
「あうっ…あ、あっ!〜〜〜っ!!」

お尻に埋まるオモチャを一気に引き抜きながら、ローは太腿に挟んでいた勃起を抜くと小さく口を開けたままのキッドのお尻の穴に向かって白濁を飛ばします。
オモチャで遊ばれジンジンと疼く幼い穴に向かってたらりと流れるそれを見届けて、ローはふー、とため息を零しました。




「悪かった…その、あまりにも可愛かったんだ」
「……」
「そう拗ねるなよ」

なんだかんだでもう一度、いたって普通にエッチをしたのですが。
キッドはよっぽどローの変態行為に怒ったようで現在一切口をきいてもらえない状態にいました。
散々鳴かされ(泣かされ)て喉も変だし、情事後の疲労をまとってぶすくれているキッド。いつもはふて寝でもするのですが、寝るのも嫌なくらいにローにムカつき、また寝てしまった後に悪戯をされそうだと思うと余計に眠れません。
オモチャと使うのは何歩か譲って許せるとして、寝てる間に挿れるとか鳴きまねをさせられたと言うことがいくらなんでも恥ずかしさと憤りを感じます。
ローもやり過ぎたのは自覚しているので只管下手に出て機嫌取りをしながら、しかしキッドがすっかり忘れ去り頭に乗ったままでいる猫耳のカチューシャに勿論ローは気づいているのですが、折角なのでキッドが気づくまでそのままでいてもらうことにするのでした。

そしてまたキッドくんの怒りを買うローさんなのでした。



***
王道の猫耳尻尾を付けてみました。
キッドくんはエッチなことにはあまり抵抗いのですが、ローが「変態」に見えてくるようなプレイを強要されるとなんだかモヤッとします。
多分キッドの中にも理想のロー像があって、まだローの変態な部分には対応できないのかもしれません。
それと、キッドは天邪鬼なところがあるので、自ら猫のマネをして鳴くのはノリノリでやっても、ローに鳴いてみろと言われたら素直に鳴きたくなくなるのではないでしょうか。
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