いつかのトラファルガーとのセックス中にごっこ遊びと称され導尿プレイを受けた。
わざわざシーツを綺麗に敷き直し、暴れると危ねぇからって手足を切り落とされた俺はラテックスをハメたトラファルガーの手にされるがまま。
消毒液を含ませた脱脂綿で下腹からペニスから丁寧に拭き上げられ、揮発性の高いそれがスゥッと皮膚を冷やす。
ラテックスに覆われ無機質に感じるトラファルガーの指がゼリー状の潤滑剤を尿道口に乗せ、細い管の先にも同じ潤滑剤をたっぷりと塗りたくる。
「痛くても暴れるなよ」
そう低く呟き腹に付く程反り返った俺のペニスを掴み管の先をあてがった。
数ミリ沈んだ管の先…異物感はあるが痛みはない。
こんなものかと思っているとヌゥッと管は押し込まれた。
途端にチリチリと焼けるような、切り傷を指で弄り回されるような痛みがペニスの奥から疼いて湧き上がる。痛みに悪態をつく俺に構わずに口許に笑みを浮かべながら時には抜き差しをして管は更に奥へと細い器官を突き進む。
ペニスに異物が入っている感覚が残尿感に似ていて気持ちが悪い。「そろそろだ」楽しさを隠すつもりもないニヤけた口許が更に口角を上げ、ペニスから飛び出ている方の管の先を塞ぐキャップを取り外した。
途端にツー、と管の中を駈け抜けていくのは俺の、尿。
「あ…」
自分の意思と関係なく管から出る水がまっさらなシーツを濡らした。
「ふふ…どうだ?尿意もなくお漏らしをする感想は」
水を出し切った管の先を掴みトラファルガーがずるりと引っ張る。入れる時よりも更に酷い痛みが突き抜け「プ、プチュ…」と空気と泡の出るペニスを見ながら堪らなく、興奮した。




 陋習インプラント




「ンッ、は…あっ…」

あれ以来どうもその痛みにハマッてしまった俺は終に、自ら尿道に細い棒状の物を突っ込んで遊ぶようになった。
トラファルガーにいくらねだってもあのカテーテルとか言う管を寄越さねぇから今は仕方なくマドラーで代用しているが、このことがトラファルガーに見つかってしまったら酷い事になる。
なんせ俺には前科があるからだ。
初めて導尿した次の日、自慰をするのに覚えての尿道をつかったのだが、欲張って奥まで押し込んだマドラーを膀胱に落してまった。
その内尿と一緒に出て来るだろうと甘い考えを持っていたが下腹に刺すような激しい痛みと一向に出てこないその恐怖に負け、"死の"と不穏な前フリが付いてはいるが外科医だと言うトラファルガー頼るしかなった。
怒るよりも呆れ、あいつの能力を駆使した処置と仕置に俺は一瞬立ち直れなくなりそうな程の仕打ちをうけ、2度とするなと釘を刺された。
マドラーでは物足りないがそれでもこうして尿道を擦り抜く時に中を引っぱり少しだけ裏返る穴や、小便漏らすんじゃねぇかって排泄感が好きで止められねェ。
「あッ…ぃ…!…はぁっ…」
「気持ち良さそうだなァ…、ユースタス屋」
「ッ!?…トラファルガー…」

音もなく忍び込んで来たトラファルガーに正面に立たれ俺の姿から手元から、を余すところなく見られる。
今だにペニスをしっかり掴み垂直に勃たせたそれにマドラーを突き立てている俺はさぞかし滑稽だ。
「あれ程自分ですんなって言ったのに…テメェって奴は」「…トラファルガー…ッ」
「うん?」
「たり…足りねェっ…もっ、なげぇの…はぁっ…トラファルガー…あ゛ぁ…ッ」
フフ…と、声だけで笑うトラファルガーが荒い手つきでマドラーを引き抜く。
カウパーの糸を引くそれを舐め口に含み、俺のペニスを指で弾いた。




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涼夜さん遅くなって申し訳ありませんでした!
ツイッターで涼夜さんの素敵呟きに奮起して早…半年以上…?^q^
すみません自分から言い出したのにこんなに引っ張ってしまって!

尿道で遊びながらお尻のしたをおしっこでびしょびしょに濡らしてるキッドさんについてお話しできたあの夜の事は一生忘れません!

2010-11/30




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