【キッドが女の子だったら】

成長すれば生理とか、おっぱいも成長すれば(スポーツ)ブラジャーデビューとか特有イベントがありますね。
まず、引き取る時点では流れは一緒です。触れるもの皆傷つけるなキッドが鰐に玩具を投げつける。そんでそんなヤンチャっ子を気に入ってお持ち帰りする鰐ですが。
さて、風呂に入るぞ…と言うことで服を脱がせます。勿論ちびっこなので鰐自らが手伝ってあげるのですが。
上を脱がしたところで色気のない真っ平らな、なんならちょっとガリガリなくらいの体があらわになります。
そんで、下着もろともズボンを脱がせてピシャーン!と衝撃に襲われる鰐。
『無ェぞ!?』
いったいどういうこった!けして幼児趣味ではないですが、あまりにも衝撃的過ぎてまじまじと見てしまいました。
ボクだと思っていたらお嬢ちゃんだったキッドちゃん。キッドちゃんはきょとんとして不安げに突っ立ってるだけ。
まだ自分のものに分別もつかない子供が故、男の子が着そうな服を着せられていたキッドちゃん(あと、行動がやんちゃなのでスカート(ワンピ)を着せるのを止めた孤児院の職員)。
身なりと言動からすっかり男の子だと思い込んでいた鰐……早まったことをしたなーと思っていましたが、これは早まるも何も計算違い過ぎて冷や汗ものです。
男の子だから何とかやれるだろうと思っていたのに、女の子ってどうすんだ!?一瞬でいろんな後悔に襲われますが、取り敢えず…風呂だ。

猫や犬ならいざ知らず…あんな風に持ち帰ってきてしまった手前突き返すのは格好付かないし…鰐の白髪はこうやって増えていくのでした。

そんで、それから少しずつストーリーは変わって行きます。先ず、ドフラとの邂逅。
ダズもそれとなく当たり障りのない子供服を用意しますが、そこはかとなく女の子が好みそうな色味で揃えます(いくらなんだといっても女の子だと言うことで気を使った)。
この頃のキッドにはよくある癇癪を起して泣きわめいて鰐にあやされているところにドフラが茶化しにやってくるわけです、が。

「随分女々しい服着せてんだなァ?」
「……女だ」
「…ああ?」
「女」

キッドを抱っこしながら難しい顔をして言う鰐に、ドフラも一瞬何を言ってるのかわからなくて、キッドをまじまじ見てからおもむろにキッドのズボンをずらします。
びっくりしてさらに火が付いたように泣きわめき鰐にしがみ付くキッドと見えた下肢に目を丸くしてるドフラ。鰐はドフラの下げた下着をズボンを溜息つきながら戻してやり、身体を揺らして背中を撫で叩きます。

「……お前、よ」
「おれも、男だと思ったんだ…。まさかこうだとは思わなかった」
まさかのそっち趣味!?とドフラも驚くのを遮り、間髪入れず勘違いだと弁解する鰐。
その様子に嘘ではないとドフラは知るのですが、に、したって…
「…間違うな。こりゃ」
「……はぁ…」
ぱっと見男の子のキッドちゃん。
これから会う人会う人に間違われてゆくのですが、将来は美人になるから大丈夫だよ。保証するからね。
ローも、キッドちゃんを男の子だと思っててな。女の子だって知った時には
「えっ……、…悪い…」
とキッドと鰐に謝るといい。
幼少期にはスカートが絶対に合わないキッドちゃん。髪を伸ばしてみようと鰐は頑張らせるけどいやだー!と髪の毛邪魔だと愚図るキッドちゃん。
着るものは頓着なく何でも着そうだね。小学校にあがって漸くパーティ用のふわふわワンピとかも着て、髪もカチューシャとかつけてみておめかしするとやっぱ女の子だわーってなると言い。

ゆくゆくはローと恋人になるわけだけど、大変だろうな…。ドフラから「最低でも中学卒業するまでは孕ませんなよ」と青筋浮かべながら言われんだろう。鰐からではなく、ドフラからってのがミソな。
甥っ子のローが鰐の娘を年端もいかずに孕ませたりしたらもう……ドフラミンゴはそういった信頼関係を大事にしそうだしな。
なんだかんだで、キッドの気が強そうだから鰐や他の保護者ポジの面々からはキッドちゃんにたいして「ローを誘うなよ」って釘刺しがあればいいねキッドはキッドでちょっと不貞腐れながら
「でも雰囲気良くなったら何があるかわかんないじゃない…」
「キッド」
「もー!わかってる!!ローの立場だってちゃんと考えてるもんっ」
子ども扱いしないでよね!!ってぷりぷりするんだろうな…。

でも女体化すると行き着くところは結婚出産って気がするからね。女の子特有のネタも好きですが男の子であるからいいわけであって。

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