お兄ちゃんじゃないの

中坊キッドの幼少期…この話って幼少期は父親たちとの絡みがメイン、中坊時代からローとがメインって風に考えてたから兄萌え、弟萌えってそこまで重要に考えてなかったなって。
でもそう言う目で考えてみたら別な方にいってしまって。
キッドはもうローと出会う頃にはヤンチャ入ってるのでローはお兄ちゃんと言うより、「ロー」ローはローだもん、みたいな。
ローはローで鰐の息子ってだけだろうから…な。可愛いけど、仲よしこよししよーってんじゃないだろうし。
ああ、そう言う風だったから歳の差があっても年齢がキッドはまだ子供でも恋愛に発展できたのかもしれない。

で、その別な方に…って言うのは、親父たちが「ロー兄ちゃんと遊べ」とかって言ったらなんかしらん萌えが。キュンとなった。キュンと胸が鳴った。
ドフラは半分ローをからかいたくてしきりに「ローお兄ちゃん」を連呼しそう。
鰐が言うかどうか…子供相手に子供に合わせた口調を使わないとは思ってるけど、でもなんだかんだでキッドとしゃべってれば少しくらい…
「今晩はロー…この間来た兄ちゃん兄ちゃんを覚えてるか?」
「ロー?」
「ああ。ローが来るから2人で留守番しとけ。兄ちゃんのいうこと聞けよ」
「うん…」
「お前が寝る前には電話する」
「うんっ」
とか…うわ、もう鰐がでれでれな気がして。

つまりはさ。キッドが無自覚にロー好きになってて、周りから「お兄ちゃんは?」って言われて「ロー、お兄ちゃんじゃないし。ローはロー!」とか言うのを陰で聞いてたローが「……」あれ、なんかグサッときた…?なんか目上扱いされてないのかお兄ちゃんと言われなくて切ないと言うか…自分なりに可愛がっていたキッドにお兄ちゃんと思われてなくてちょっと悲しい気持ちになったりとかそういうのを…実はちょびちょび書いてるけど終わりが見えない。
先に書いたように兄と言うより弟と言うより、恋愛対象として見ちゃったから仕方ないね。
ローはキッドから好意を告げられるまで親戚の子程度にキッドを見てたけど、恋愛対象に見るようになってから一切子供扱いはしないです。年下の恋人としてからかいはするけど。
未成年だから、と建前にしてきっと大人な雰囲気のお店に連れて行きたがらないのはキッドを見世物にする気はないし、そんな目も自分が不愉快だから。大人げない行動に出てしまいそうだからです。
ひょっとしたらローの方が子供の様な感情を持ってるのかもしれない。





余談的に。ローの初体験…な話です。

親父等の裏話的なことを書いた時にドフラがローに行き過ぎたからかいをしていた頃。
ローの中坊手前くらいの時期ですかね…保健体育で教わる前にとドフラミンゴに半ば無理矢理遊びに連れてかれていたお店で男女の営み、それについてくる汚れたいろいろを知っていたローは、ある日いつもの様に連れて行かれたお馴染みの店で、ドフラが席を外した隙に少々可笑しくなった女の人に汚されてます。
ローはその行為の意味とかを知っていても、多分驚きと恐怖で声ひとつあげることもできなくて軽く女にトラウマ持ちそうなくらいの時間を味わった。
すべてが終わってローが茫然としてるとこに気づいたドフラが乗り込んできて…うやむや。碌な出来事ではないし、ローも覚えてはいるけど覚えていないことにしてます。
そんなローの初体験。
でもドフラは謝らなかっただろうしローを気の毒だとも思わなかっただろう。
ローもラリッた女に恐怖を抱いただけで、最終的には女嫌いにはならなかったし、その後も相変わらずその店にドフラに連行されてはなんの役に立つかわからないけど後学の為にと玄人姐さんにいろいろ教わったんだろう。
そんなこんなで早々と達観した擦れた大人へとなったロー。付き合ったり関係を持った女は数知れなくとも、恋愛したのはキッドが初めて…と言うことになるのかな。
そう言った意味では、ある意味恋愛面や男女(恋人同士)の在り方には夢を持って(いる)いたかもしれないですね、ロー。
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