年末の話

クリスマスの話も合わせてになるのですが。中坊キッドくん。
24日が終業式なキッドくん。クリスマスイブです。恋人ならクリスマスは一緒に過ごしたい…なんて思うんでしょうね。
しかし、年末です。ローも徹夜残業とまでは行きませんが片付けたい仕事もあります。でも、恋人として年下の可愛い恋人をクリスマスに放っておくのはなんだか可哀想な気もして…。
なんて12月に入ってからクリスマスにプレゼントは何をあげようかとかも含めて考えるのでしょう。
「キッド、クリスマス欲しいものあるのか?」
「うーん…つーか、それ親父達からも聞かれてて困るんだよな…」
なんて、キッドの素直な感想です。
なまじお金を持っている人たちなので何をねだっても買ってくれるので何を頼んでもいいんですけど、クリスマスに限ったことではないんですよね。普段から気に入ったものがあったら買ってもらえるのでこれと言って欲しいものも思いつかない。(普段からも別に強請るようなものもそうそうない)
「ま、だよな」ローもキッドの返事には納得です。自分も小さい頃はそうでしたからね。
「ローがくれるのはなんでも嬉しいし」
「フフ。そう言ってくれると嬉しいな」
といちゃいちゃ。
「それにロー、クリスマスはイブも仕事だろ?」
「…うーん…」
ローや、親父達の仕事にちゃんと理解のあるキッド。ローは重い返事をしますがキッドは気にしてません。
「クリスマスの前は連休だろ?おれその時に泊まりとかデートとかしてくれればいいよ」
21、22、23と暦の上では3連休。ちょっと前倒しになってもクリスマスデートが出来ればそれでキッドは満足でした。恋人が溢れる日にわざわざ自分もその中に入りたいとは思わないし。
「でも、クリスマスはさ…おれん家(鰐の家)に帰ってきて?遅くなっていいからさ。親父達も仕事で帰り遅いかもって言ってたけど一緒にケーキ食うって言ってたから」
「ああ、勿論。じゃあお前の家でクリスマスパーティーだな」
「パーティーってほどじゃねぇけどなっ」
なんてこともあり、連休に恋人同士楽しんでクリスマスイブにはみんなでケーキ食べて25日の朝にプレゼントを開けます。
ローは24日の夜は泊まって、朝にキッドの喜ぶ顔を親父達と共に見てから親父達と共に出社。キッドは友人と遊びに行ったりして冬休みを過ごせばいいですね。友達同士…キラーくんとかとプレゼント交換したりするだろうな。
いいね…帰宅して「キラーからもらった!」って親父たちに自慢するのか…微笑ましい。

キッドがクリスマスに拘らず余裕でいられるのには勿論こうしてローがクリスマスに恋人のデートはできないけど夜一緒に過ごせるし、そのあとには正月休み(冬休み)があるからです。
家族で別荘にて年越し、とか、ローと泊りがけで…とかそんな過ごし方をすればいいと思います。
ああ、年明ければまもなくキッドの誕生日もですねぇ。


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