裏話 親父達のいろいろ

いろいろ考えれば考えるほどに、鰐←桃鳥をしたくなります。
それも、10年前とかの話であるけど。親父達3人は歳はばらばらだけども家の付き合いで幼馴染。ドフラの家が比べて少しだけ金持ちだけどそんなことは大した関係はなく。
元から金持ちなのでそんな苦労はないですが、彼らなりにこのまま家のぬるま湯に浸かっているのも面白くないので、家の金は元手として会社立ち上げました。鷹の目は考えることもあって、すぐに独立します(元々一匹狼が性に合っているということもあり)。
ドフラと鰐は5歳差なんですよね…幼い頃から堅物だった鰐に、奔放なドフラは引かれたのかもしれないですね。
鰐が大学行きながらいろいろ事を起こそうとしてるのを、ドフラは…高校生とかですか…見ていたんでしょうね。
ドフラは頭いいことにしています。頭良すぎてパーになったんじゃないか?ってくらい。悪知恵も効くし親も手を付けられない悪童が、鰐にはなんだかんだで懐いたのではないでしょうか。
鰐が大学を出て、会社立ち上げに本腰入れるころ、面白そうな話にはおれも入れろ。と大学今から行くぞ、ってドフラが首を突っ込んでくるんだ。
で、ドフラは大学には本当に遊びに通いつつ、鰐の会社のことをしてたんだといい。結構な桃鳥の片思いがあったんだったらドラマティックだね。
悪知恵も、自分の親の縦横の繋がりを使うのも、訳なかったと思うよ。
で、そんな最中に生まれるローです。いちいち数えるのが面倒なので、ぱっと見れるように年齢表を作りました。ドフラ19歳の時にローが生まれます。
離せばややこしいですが、やっぱドフラの家なのできっと血族が奔放なことでしょう。なので腹違い種違いの兄弟がいてもおかしくないです。ローはその兄弟の子。
で、その兄弟も真面目な子育てとかしなさそうなので、なんかいろんな話し合いがあってドフラの元締めかなんかがローの親権を取ったんではなかろうか。
ま、そんなこんなでローは分家の家族に愛されて育ちました。ドフラ以降に子がなかったので、可愛がられたと思います。
そんな裏話がありつつ。
きっかけは、ドフラから…何かにこじつけて、遊びだろう?って鰐にセックスを持ちかければいい。鰐は怪訝そうにするけど、ドフラの機嫌を取ることも大事な時期だったわけで。
呆れ半分、顔色変えずにドフラを抱くんじゃないでしょうか。これがきっかけかはわからないけど次第に愛称で呼ぶことはなくなって「ドフラミンゴ」って呼ぶんだろう。
何度か体の関係を持っても何も変わらなかったことに可笑しくなって、ドフラは笑って、吹っ切れるんだろうな。鰐は本当に堅物で、きっと惚れた腫れたと言ってみても契約書に印を押すくらいの気持ちで頷くんだろうとか思うと、もう、なんか…ね。
鰐とは偶にあいさつ程度に身体繋げるのが一番いいって思うようになったドフラ。
そして吹っ切れて、会社のことも可もなく不可もなく滞りなく。気付はローも小学生とかになって、ローにちょっかいを出す様になるドフラ。
これでも可愛がってるんです。連れ歩いて、無茶させて、ローが顔を合わせるたびに「げっ」手顔するのが可愛い。
そしてローをちょっと憐れんでもいるんだな。本家のジジババに囲われるロー。だけどお前にはいっぱい選択肢があるんだって、小さいころから広い世界に連れだすドフラ。
うん、10にもならないローを裸のおねいさんがポールダンスするようなお店に連れていったり、クラブ、バー、雀荘に始まる賭博場、その他いろいろ…大人の淀んだ世界へ連れまわされたローです。結果、幼いながらに酸いも甘いも体験してしまったローはドフラのようにはならない。そう誓って唯一の真面目どころ鰐を目指して行こうと心に決めます。
そんなこともあり、大人になるにつれて「面白みがない」とドフラが言うほどクールな男に育ったロー。おれはそんな風に育てた覚えはねぇぜ…なんてドフラは言いますが、いい反面教師でした。踏み外し過ぎた大人に構われると、自分からまっすぐに育つようです。
ドフラ的には、ローを軟派な奴に育てて番狂わせ要因にしてやる、と心のどこかで思っていましたが奇しくも自分が一度好いた男にどこか似ていて、可愛いんだか可愛くないんだか複雑な心境に。それに気づいたのがローが中学半ばくらいの時で、以降それまでみたいには構わなかっただろうな。ロー、心身ともに安寧期。
でも、ドフラも甥っ子は可愛いので、それなりにいじりつつ…以降は良い距離で接せられたのでは。
そこから、数年後。キッドくんと出会う訳です。
鰐が愛情をささげるキッドくん。自分に傾かなかったベクトルが、この子に傾いてる。ドフラは嫉妬も何もしなかっただろうけど、ただただ不思議だっただろうな。
でも鰐の息子が可愛くないわけではない。いろいろ思うことがあって、キッドにはドフラにしては箱入りなくらいな扱いをしてたらいいな。
なにをするにも「鰐はいいっていったか?」と鰐を立てる。遊園地とか一般的な娯楽施設には連れて行っても怪しい店には連れて行かない。連れて行っても顔見知りのバーくらい。
でも連れて行くと鰐が小言言うから頻度はどんどん少なくなっていく。


今でも、思い出した時にセックスする鰐とドフラです。
鰐がお鈍さんなのか、それともドフラの気持ちを知っていたのかはご想像にお任せします。

きっと、鰐が養子をとったって噂は光の速度でその界隈に知れ渡って「母親が必要なんじゃない?」とあちこちから言われるんだろう。
鰐の財力とかいろんなものを狙ってあっちこっちから、キッド、鰐に気に入られようとする母親候補が名乗り出る筈。
鰐はウザったそうにするけど、でもキッドのことを考えたらまぁ母親を恋しがるのはあり得そうだと思い…「母親が欲しいか?」そう、キッドに問う鰐。
鰐にもドフラにも取りあえず慣れて心を開きつつあるキッドくん。急にそんなこと言う鰐に、もしかしてまた捨てられるの?他の人のとろに貰われるの?と不安になるキッドが一生懸命な表情で「わにとドフィがいいっ…おかあさんいらないっ、おかあさんいなきゃダメ?わにとドフィがおとうさんなの、だめ?」って泣きべそかきながらうったえるんだな。
そんなこと言われたら、もう堪らないわけで…そうだな、母親いらねぇな。ってドフラも鰐も頷いてさ。のちに父親はもう1人増えるけど。
ミホークは少しあとからキッドと顔を合わせて、1日足らずで心通わせました。なんかの波長が合ったようで。

以上親父達の話でした。
ここ最近の若様を見て、堪らなくなってまいりました…。鰐桃鳥をひっそりこっそり。

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