ユースタスの災難


*微妙。ユースタスがボニーの仕業でちっさくなってます*




「ジュエリー・ボニー!!」
「アッハッハ!まじウケる!」

飲み屋から喧騒に混じり子供特有の高い声と女のものと思われるがそれにしては色気に欠ける声が一際目立って聞こえて来た

「面白い名が聞こえたな…覗いて行くか」

通り掛かった飲み屋を面白半分に覗くと期待通り面白い光景が目に入る

「フフ、随分楽しそうだなァ、ユースタス屋…!!」

すたすたと落ちる血を余所に話し掛け…

「おぃい!鼻血を拭け!」
「ゲッ!トラファルガーがユースタス見て鼻血吹いた!汚ぇええ!おいトラファルガー料理に飛ばすな!」
「ハァッ…ユースタス屋ぁあっなんでそんなちんまくなってんだよ!くそっ!さぁ来い抱っこしてやろう、高い高いしてやろう!」
「いらねぇーッ!?うわっこっち来ん…うぁあああ!くるなぁああうぐ!?」

鼻血を垂らし満面の笑みで追いかけてくるトラファルガーに慄きユースタスは身を翻し逃げようとした途端、自身の腹に引っ掛かっている腰巻きに足を取られびたん!と思い切り地へと突っ伏した

「〜〜!ッテェ…」
「大丈夫かユースタス屋」
「あぁ……ッ!?な、な、…」
「ふふ…いま鼻ぶつけたろ?赤くなってる…可愛い」

転んだ時に咄嗟に受け身をとれなかったユースタスは顔から突っ伏した為に鼻先と額が少し赤くなっていた。
それを見たトラファルガーはぺろりとユースタスの鼻先を舐める。

「!!…!!?…ひっ、い…り、リィィイイペェルゥウウ!!!」





「ジュエリー!早く戻せ!戻してくれ!戻せよぉおお!!」
「お、わ、わかった!戻してやるからっユースタス!(すげー涙目だこいつ…!)」




(あの…船長頭にフォークささってますよ?)
(アァ、平気だ。帽子に刺さってるだけだからな)
(目茶苦茶血が滴ってます)
(大丈夫鼻血だ。問題ねェ)
(鼻にボルトとネジが入ってますが)
(ユースタス屋のおちゃめさんめ。おい、だれか小瓶持ってこいこのボルトとネジを保管する)
(…保管してどうするんだ)
(フフ…そんなのユースタス屋に次あった時に返してやるに決ってる…ユースタス屋の○○に優しく捩じ込んで、な)



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日記の下書きになってた…去年の11月の日付で。引っ張り出して改めて掲載するなんて勇気のある管理人

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