入浴中？おっとごめんね
キラーちゃん入浴中(シャワー)にローさんがうっかり入っちゃって
「…悪い、入ってると思わかなった」
「いや。もう出るから少し待っててくれ」
「急がなくていい。女の身支度は急かさねェよ」
「…呆れた男だ」
とか、特に慌てることもなく顔を背けたり体を隠すこともなく。
ローはニヤリと笑いながら一言キザッタらしいこと言うし、それに対してキラーも可笑しそうに笑えばいい。
でも、うっかりシャチが入っちゃったら。
「おっと！ごめんッ入ってた！？」
「見ればわかるだろう」
慌てて謝るシャチに何より先に顔をさっとかくして(顔に傷がある)身体も背を向ける(身体も傷だらけ)キラー。
「入ってると思わなかった！」
「わかったから」
「ほんとごめんおれ…」
「いいから！弁解の前に出て行けッ」
カコーン！シャンプーの容器がシャチに飛んできました。
「ああああ、はい！ごめんっ」
ドタドタ、バタンッ！。
「………」
シャチが浴室から出行くと、途端に真っ赤になるキラー。同時に酷く泣きたくなります。傷だらけの身体をみられたことと、醜い素顔をみたれたかもしれない。
シャンプーがぶち当たった痛みも感じる暇もなく扉の外で心臓バクバクさせてるシャチ。キラーの素顔の横顔と、やや褐色の色味の肌、身体のライン。塗れた体、髪、湯気。やべーやべー！
何だかんだで恋人同士にまでこぎつけた仲だといいです。でも、エッチ未満だったり、エッチは夜、明かり一つない部屋か着衣のまま。
暗がり以外ではほぼ仮面を取らない、服を脱がないキラーちゃんです。自分の顔、身体に走る傷が醜いと思ってるから。
因みに、自分にある傷が醜いとかそんなことはあまり気にしない子だったキラーちゃん。でもシャチとそういう仲になったらシャチを対象にした時だけすっごく気にしてしまう。
顔も傷が嫌で仮面をかぶっているのではなく、昔のトラウマめいたものだといい。
自分の顔を心底好きではないのか、親とかキラーを虐げる対象から散々言われ続けたのか。
シャチがキラーに惚れる前にはうっかり素顔見せたこともあっただろうけどその時は「すまない。見苦しいな」っつって自分が顔を晒していることを淡々と謝るキラーがいて、シャチは「いや、別に…」なにに謝られたのかわからなくて首を傾げるといい。
ただ、『美人だったんだ…仮面とかもったいねー』と思うシャチ。
そんなで、ローには見られてもどうも思わなかったけどシャチに見られるのは本当に嫌なキラー。
キラー本人は認めたくないけど少なからず、傷が原因でシャチに嫌われたくない、気持ち悪くさせたくない…とか言う思いがあるんだろうな。
そんなこと一つも思わないのにね。
シャチはうっかり入った浴室だったけど、しっかりとキラーの横顔とお尻と横乳を目に焼き付けました(つまりは口では謝りながらしっかりちゃっかり凝視してた)
キラーちゃんは巨乳の陥没乳首さんだったりするとちょいマニアック萌え。
頑なに明るいうちは脱ぎたくない(エッチに関しては恥ずかしくないしどちらかと言えばあけっぴろげタイプ)ってキラーちゃんか…着衣エロ。前空きボタンのシャツならおっぱいのとこだけボタン開けて、シャチが手ェ突っ込んで揉んだり、おっぱいだけボロンと出したりするのか。
ズボンも足の付け根あたりまでしか下げないとか。下着はTバックだったらずらすだけで。
キラーって顔に泣き黒子、おっぱいの横とか、腰とかに黒子がありそうだなぁと。なんだろ。ここにあるのエロイなーって場所にあるような気がして。
因みにローはキッドちゃんのお風呂に入ってるの知ってて「おっとごめん」します。
「！ってめ、おれが入ってんだろ！」
「悪かった、知らなかったんだ…まだでねぇのか？もうこっちは脱いじまったんだ」
「まだ頭洗ってんだよ見てわかんねぇのか！」
「わかるぜ？無防備なのもな」
頭洗ってて腕を上げてるキッドちゃんの背後からおっぱいもみもみ
「ひゃ！？ッ〜〜！め、目！沁みるっ」
うっかり目を開けたところに泡がたれてきちゃって‥一人慌てるキッドちゃんに調子に乗って悪戯するロー。
キッドちゃんも裸みられて恥ずかしいタイプではないけど、恋人の甘いバスタイムでなく、こうやって乱入してくるローが嫌いだといい。
でも、こうやってちょっと(？)戯れ合った後のキッドのご機嫌とりに甘やかしてくれるローは嫌いではないキッドちゃん。
こんなことしてお風呂でいちゃついてるとキラーがうっかり来ちゃって「……後がつっかえるぞ」ってため息とともにドア閉めるんだろうな。
シャチが来れば
「…、お邪魔しましたー。あ、早くしてくださいよー。おれ海落ちてベタベタなんすから」
「シャワーなら浴びてっていいぞ」
「あ、ほんとに？」
とかって、浴槽の中で結合中のロキドちゃんの横でシャワー浴びるシャチ。キッドは許可するローもローだけど平然とシャワー浴びるシャチもどうかしてる！とむすっとすればいいな。シャチは空気を読んで空気を読みません。
「お邪魔しました。ごゆっくりせずに早く出てくださいよー。ベポが入ってきちまいますよ」
「あと１０分は近づくなと言っておけ」
「アイアイー」
「(10分！？そんな早く終われるかっ)」
と、シャチが出て行ったあとにすぐ結合を解くロー。キッドは「はぁ！？」となります。
「出るぞユースタス屋」
「…お前最ッ悪」
熱を持て余したままの身体でバスタイム終了。怒ったままバスタオル撒いた格好でローを置いて浴室を出て行きます。他のクルーの目が向くけど知ったこっちゃないです。
ダスダスダスダス。荒い足音たてて、水けをぽたぽたさせて。そのあとをゆっくりローが追っていく。
喧嘩したり、甘えたり、忙しいね。