垢すりしましょう


垢すりとかし合うロキド♀。
ローは相手女(キッドちゃん)だし大分手加減してするだろうな。もうちょっと強くしてもいいのに…とか言うけど女は肌大事にするもんだろ?とか、なまじ白いから赤みが強く差してくると悪いことしてるみたいに思えてくるローさん。
に、対してキッドさんはローさんの背中ごっしごっし。

「イテテテ…ユースタス屋。加減をしろ加減を」
「だって面白いくらい垢とれるんだもん。あ、ほらほら!丸めたらこんなにッ」
「丸めるな…力太郎でも作るつもりか?」
「なにそれ?」
「知らないか?昔話だ…子供のいねェ爺さんと婆さんがいて、初めて風呂に入ったらものすげぇ垢が出たんで、集めて団子にして子供の人形を作ったんだ。そしたらそれに命が宿って本当の子供になるって話」
「…なんか汚ぇな…」
「その辺は深く考えるなよ」
「ってゆーか私ら、垢で作らなくても子供できるじない」
「それもそうだ。だから、垢は丸めなくていいから流してくれ。自分の汚れをそうやって見せられるのも微妙な気持ちだ」
「えー…でも消しゴムのカスとか纏めたくなるし」
「わからなくもないが…」
「どのくらいまで取れるかやってみようぜ!」
「ッ!イテェッ!おい、いい加減にしてくれ、おれの皮まで剥けるっ」

とか、楽しくやってくんねぇかな。ローさんの背中とか腕とか真っ赤っかになればいいよね。
ローはシャワーのお湯がひりひり痛むとか散々文句垂れてて、キッドに「もー大げさ」って逆に拗ねられたらいい。
お風呂の照明暗めだし、ローも色が黒めだから垢すりに夢中になってたキッドはそこまでひどくなってるのわからなくて、お風呂あがった後、蛍光灯に照らされた背中をみて
「きゃー!ごめwwなさwwwそんなwなってるなんてwwおもっwwおもっても…ふふっ」て笑いながらもつい謝ってしまえばいいさ。
流石のローも「この…」って怒ってベッドでキッドを泣かせばいいね。でもキッドがにゃんにゃん言いながら背中にすがりついてくるのも痛くてなかなかえっちに集中できなかったローさん。
朝になって改めて見たら内出血の模様が浮かび上がってそうだな…。
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