次からがステップ1


*キッドに手首を入れたいローがステップ1を踏む迄。






今では俺のペニスをすっぽりと飲み込めるようになったユースタス屋の尻の穴でも、抱き始めた頃は2本の指も中々入らずに苦労した。
潤滑剤も多量に使っていたがいつの間にか、小量の唾液を指に絡めて尻の中を掻き回せば自ずと中を濡らし始めるようになった。
指3本を柔らかく締め付けるここは、まだまだ慣せば…。

「ッ、トラファルガーっ…な、あ!?…くっ…!!」
使い掛けのまま残っていた少し粘度が高めのローションの口をユースタス屋の尻にあてギュッと容器を握る。
空気混じりのブチュブチュと濡れた音をさせながら腹の中を満たしていく。
「ひっ…!冷てぇっ止め…やだ…!」
逃げる身体を追うように容器を押し付けるが身体を動かしたことで腹に力が入ったのだろう、隙間からぶぢゅ、と入れたばかりのそれが押し出された。
「ッツ!?…っ…うぁ…あ…」
「フフ、安心しろ…出たのは潤滑剤だけだ」
ユースタス屋がギクリと跳ね、身体を硬直させるがそれは杞憂に終わる。
なだめるように太腿を撫で容器を外すと糸を引いた。尻の穴はしっかりと窄まってはいるが指を突きたてれば簡単に飲む込むはずだ。見た目以上に柔らかいその穴に両手の人差し指を滑り込ませて左右に開く。ぬちゃりと、何処までも深そうな穴を覗き見る事が出来た。
「嫌っ…トラファルガーっ!止めろ…は、ぁ…やめろっつってんだろ…っ」
コプッとまた溢れ出る潤滑剤がゆっくりと滑り、ユースタス屋の身体を擽る。
手を放しユースタス屋がホッとするのも束の間、再び指3本を突っ込んで内側から壁を引っ張る様に抜き差しをし尻が緩むタイミングを測って4本目の指を。
「うあっ!?あっ…ん!んんっ!」
親指を抜いた指全部が尻の中に入り掌半分程まで飲み込んだ。尻の穴は横に広い楕円形に拡がって抜き差しをしぐるりと手を回すと腹を凹ませながら強く締め付けるユースタス屋は、猫が伸びをするように尻を上げてシーツに顔を埋め縋った。
「は、ッ…あ…ほんとに、痛ぇって…トラファルガー…」

啜り泣きながら止めてくれと懇願する背にニタリと笑い掛けヌプリと腕引いた。
「ッ…ヒッ…!」
少しばかり閉じ切らない穴から汚れ混じりの潤滑剤が落ちる。
ああ…俺の手を突っ込む前に、先ずは。
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