こどもの日
 



(2012/05/05より)


キッドさんが4日に、職場近くの和菓子屋でローに柏餅を買って来るところから始まります。
「ん。土産」
「柏餅か」
キッドはケーキや洋菓子類が好きですがローは餅やあんこの和菓子が好きです。
キッドが緑茶(香典返しで貰ったお茶)を入れて、美味しい柏餅に舌鼓のロー。
もちもちと食べるローの頬袋をキッドは可愛いなぁと思いながら眺めます。自分も柏餅を食べながら。

その後、ローが1人遊びを始めます。何してんのかなぁなんてキッドはTV見ながらもローの遊びを眺めてると、うん…なるほど。
「兜か?」
「カッコいいだろ?」
「お前器用だよな、マジで」
「ユースタス屋は子供の頃折り紙とかしなかったのか?」
「手裏剣と鶴は作ったけどな…もう覚えてねぇかも」
「手裏剣か」
「お前他に何作れる?」
「カエルとか折れるぞ」
それから包装紙やチラシで折り紙する20歳代男子です。
その表情の真剣なこと。
「ああ?次どこ折るって?」
「ん…ん?ユースタス屋、これ開くとこから間違ってんじゃねぇか?」
鶴の折り方を忘れてたキッドに教えるロー。
折り後が無駄に多いよれよれの鶴が出来るね。
ローのカエルをつっついて遊ぶキッドとかもきっといる。
ついでにちっちゃい鯉のぼりも作ればいいさ。

次の日(5日)に遊びに来たキラペンシャチが、テーブルに乗る折鶴やカエルを見てまた折り紙に熱中したりするはず。
キラーが菖蒲を持ってきて、今晩は菖蒲湯に入るロキド。


キラーとローは行事に敏感だといいなぁ。
ローは秋の十五夜に何処からともなくススキを持って帰ってくるといい。

 

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