いい夫婦の日
 



(2011/11/22より)

良い夫婦の日、かぁ…

イベントに乗れない言い訳ではあるが、拙宅には夫婦がまだいないからね!うん
ロキドは恋人止まりだから。
良い夫婦の日ですよ!なんて言うニュースを見て「へー、そう。」とか言う会話をするロキドくらいしかないな。
ローが「もう夫婦か?」ってもじもじして聞くのを「いーや、まだ恋人だな」って笑ってはぐらかすキッドさん。
来年くらいには同じ質問にキッドさん「まだプロポーズもされてねぇのに?」って意地悪く笑って答えるよ。
ローは言われた意味を直ぐに理解出来なくて二三してから「!!」ピコーン!「ユースタス屋!結婚してっ」「ムードねぇなぁ」なんて。
再来年だね、ロキドに良い夫婦の日がくるのは。




ロキドの結婚式は2人とも白いタキシード。キッドは黒かグレーの割りとシンプルなので良いって言ってるのにローとローの母親がウェディングドレス着ないんだからせめて白を!と(お義母さんにまでウェディングドレス発言されて若干引くキッド。)
キッドが白ならローも。ローがグレーや黒の白と対照的な色にするとなんだか参列者と混じる気がしてロー的に気分が悪い為。(男だし、2人ともタキシードなので対照的な色だと余計に合わない気がして。)
キッドは白、クリームで統一。
ローは上下とも白だけどベストやシャツは色を遊ばせてな。
シャチとシャチの彼女、ローの母がキッドのちょいと花嫁さんらしい雰囲気(ここ重要)のキッド用のシャツとコサージュなんかを作ってさ。

誓いを立てる神様はいてもいなくても。
ちょっとした式場?ホールを借りてローの両親も呼んで、後は友人知人に祝ってもらうんだ。


いつも隣りにの世界?は、同性愛については否定もしないし、だからと言ってそれを後押しするわけでもない、そんな感じ。
認められたばかりと言うか、大々的にはまだまだと言う感じで。
同性愛否定派も勿論います。
でもまぁ、別におかしいことでもない、自分の周りが認めてくれさえすれば万事幸せと言ったふわふわなもので。

ローの両親はびっくりするけどキッドの人為りを理解してそれなりの付き合いもしてきたので祝福してくれます。
まず、ローの親として言うのもなんだけど…「この子にこんなまともな恋人さんが出来てたことが奇跡」とおっしゃってました(キッド談)
ロー、ある意味難しい子なもので。

この2人、結婚しても何も変わらないと思う。
ただ、将来ローは家を作る予定でいるのでそう言う会話が増えます。あ、でも
「キッド、家作るならどんな風にしてぇ?」
「んー?おれは、そうだなー…」
本格的に呼名がユースタス屋からキッド、トラファルガーからローと変わりますかね。
最初は照れくさかったと思うけど。
「あぁ、キッチンの調理台?つーのか…高さがあった方がいいな。低ィと背中とか腰痛たくてよぉ」
「あぁ…確かにな。おれも皿洗いの時背中痛くなる……他は?」
「風呂は広いのに限るだろ?」
「ああ…狭いと一緒に入りにくいしな」
「別に一緒に入らなくていいけどな…足伸ばせるくらい広いのが理想」
「…値が張りそうだな」
「ははっ頑張れよ?期待してるぜ」
庭付きで、リビングダイニングは広く。友達呼んで酒盛り楽しく出来るように。
ダイニングキッチンなのは勿論。

そんな会話を楽しんで、苦し紛れの良い夫婦の日


  

- 1 -

「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -