「ん、あ」
白濁のクリームがこんもりと乗ったスティックを含もうと口を開けると、位置を見誤ったのか口端から頬にべったりと付いてしまった。 舌を伸して舐め取れたのは口端のクリームだけだが、バージルは気にした様子もなく早く食べろと唇に野菜を突き付ける。
「んっ、ちょ…バージル」 「どうした」 「さっきから、わざとやってんだろ」
ダンテの口の周りはクリームソースやら、オイルを使ったソースで塗れて白濁と艶ですごい事になっていた。
「随分汚したな?」 「汚したのはアンタだ…っふぅ!?」 「ああ、耳にも付いて…」 「う、あ、あっ!」
唇の周りをバージルの舌でねっとりと舐められ、輪郭にそって垂れる耳にまで付いたソースは唇で食まれてしまえばダンテは嫌々とかぶりを振る。 耳に触れられると床に付いた尻が浮きそうな程のぞわぞわ感が湧き、漏れそうになる声を奥歯を噛んで堪えた。
「では、次はこれを食べて貰おうか」 「う、げ!バージルっアンタにゃそう言うの似合わないぜ」 「そうか?初代が貸してくれたのだがな。ウサギなら喜ぶだろうと」
ニンジンにしてはまるで子供向けのアニメや漫画で描かれるようなニンジンは、プラスチックで作られているのかつるりとして艶がある。 それの葉の部分から伸びる細いコードを見れば一つしか見当はつかなかった。
「サワークリームの方が好きだったな?」 「勘弁してくれ!食い物は粗末にはしない主義なんだろ!?」 「……。クリーム程度なら」 「簡単に主義を曲げんなよ!」
足元で喚くダンテを軽く蹴り転がし、バージルは片膝をダンテの背に乗り上げて踏み押さえる。若いバージルなどダンテなら簡単に跳ね除けられるがこれが弟の性か、上から「動くな」と凄まれてしまえば歯がみしながらも大人しくせざるをえなかった。
「ぐっ…ちくしょう」 「良い格好だ」 「ンッ、ひ…」
ダンテの腰骨の下まで下がったジーンズを更に下ろすのは簡単で、バージルは一思いに下着とも尻の下までずりさげた。 丸い尻尾が飾られている尻が惜しげもなく晒され、バージルは触り心地を確かめる様に尻たぶを揉み、尻尾の根元をやんわりと掴む。ぴくぴくと微かに跳ねる尻尾を弄んでいるとダンテはくすぐったいのか、押し殺した声をあげる。
「そろそろ好物をやろうか」
尻尾から指を離す際に悪戯に中指を秘所へ滑らせる。 慎ましやかに窄まるソコを指の腹で軽く叩き、バージルは「ふふ」と吐息で笑った。
「あっ、ア…アゥ、っ…」 「上手に食べるな…"食べ慣れて"いるからか?」 「ンンッ…は、あ…じら、すなっ」
プラスチックのニンジンの先にたっぷりとサワークリームを盛り付け、バージルはそれをダンテの秘所に軽く塗り付けてからゆっくりと先を押し込んで行く。 緩く尖る先が、クリームの滑りを借りてゆっくりと沈んで行くと、押し開かれた秘所とニンジンの玩具に沿い、クリームの丸い土手が出来上がる。 徐々に太くなるニンジンの玩具に開かれて行く圧迫を感じるが、幸か不幸かダンテはその圧迫をやり過ごす術を身に着けているので従順に息を吐き、身体の力を抜いた。 しかしながらも焦れったくゆっくりしたペースでされては気が狂いそうである。
「ク、ぅー…は、あっアァッ!」
我慢出来ずに自ら腰を揺らすと滑りからか最大部分までが一気にずっぷりと沈み込んだ。 余ったクリームは蟻の戸渡りから睾丸を伝い緩く立ち上がりつつある自身へと流れ、太股で止まっている下着に落ち染みになる。 ダンテの尻からはニンジンの玩具の葉っぱ部分がちらりと覗き、そこから伸びるコードはバージルの手にあるスイッチと繋がっている。弱にスイッチを入れると漸くバージルはダンテの背から退いた。
「美味いか?」 「っ…はぁ…ふ、…ぅ」 「お前のココは美味そうに咥え込んでいるが…物足りないか?」 「うぁあっ…アッアッアッ!耳っ…耳、やめっ」
バージルは玩具を咥え込む穴を見ながら、ダンテの垂れ下がったウサギ耳をやんわりと掴み、指の腹できゅっきゅっと撫で擦る。 軟骨が指に触れ、それを弄んでやるとダンテの身体は面白い程敏感に跳ねた。 玩具を咥える穴はぎゅうと窄まり、勃起して震えている自身からは透明な粘液が途切れる事なく糸を引く。
「そんなに尻を振って…もどかしそうだな、ダンテ?」 「ン、く…」 「喋るなとは言っていないぞ。獣に成下がりたくないならその口でねだることだ」
隠そうともせず、自分と良く似た面影の残る口許が弧を描くのをダンテは見上げた視界に捉えた。 動物を可愛がるように、優しい指先は頭からフェイスラインをなぞる。 それ以降、言葉を発せず自分を可愛がるバージルにダンテはウサギらしく四肢を畳んだ四つん這いになり尻を向け、一呼吸してから尻の上に鎮座する綿毛を揺らした。
「……バージル…。しっぽ、触ってくれ」
------- END
おっさん…? おっさんってことにしといてください。
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