あやクル寄りかも | ナノ

▽散歩していたら怪しい実験をしているクルークを見かけるレムレスの同級生(凡人)





「あ、クルーク」

「…ぶつぶつ…ぶつぶつ…」

「(なにやってんだろうあの人怪しいなあ…まあ関わらないのが一番か)」



嫌なものみたなと早々と立ち去ろうとする夢主。
なんだか胸騒ぎがする気がするがそれは嫌な予感でしかないのでとりあえずダッシュ準備。
しかし、夢主が走り去る前に、その場に光がかがやく。目を開けられないほどに。



「うわっ」

「………」

「なに…いまの……?」



光がかがやいた中心にはクルークがいたはず。
(ミジンコ一匹ぶんほど)心配した夢主は慣れない目でそちらを見るが、一瞬で見なかったふりをする。



そこに居たのは、同級生(甘党)にかつて聞いたことのあったクルークの姿だったから。



人並みの脚力をもって夢主は逃げようと考える。
向こうだって自分に気付いてないはずだと。凡人にあるまじき甘すぎる考えであった。
腕を強く掴まれる感覚。



「お前」

「え、あの、ちょ…腕…」

「私に協力してもらうぞ」



ああ胸騒ぎよ、どうしてもっとはやくに知らせてくれなかったのだ。



「もおやだ………」









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