32.教室へ。



何やら分からん会話をし始めた雲雀と草壁。




「なんでもないよ。」



プイっと顔を背けて机の方へと行って私が持ってきた紙を手にとりそれに視線を映している雲雀に首を傾げていた。




『なんなんだ?』


「それより夜依。一回教室に顔出してきなよ。」


『あ、そうだったな…、ではまたな雲雀、草壁。』





長い髪と新しく着た学ランをなびかせて夜依は応接室を出た。





それを雲雀は優しげな瞳で見詰めていた事は隣にいた草壁しか知らない…。







―END―


(転入してきた闇市夜依だ。)

(((が、学ランに風紀の腕章!?!)))

(?何故皆顔を青ざめているんだ?)



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