TITLE 42.夜に導かれて(※) 木に身体を押し付け浴衣をずらし、白い脚を撫でながら下着を降ろして秘部に辿り着き触る。 『んっ…や、』 触れればクチュと水音が耳をくすぐりそこは濡れていた。 一本、指を入れると葵の身体が跳ねる。 『っ…！』 「…いつもヤる時より濡れてるけど…外でやるのが恥ずかしいから？それとも―――」 ――――興奮してる？ その言葉と同時に指が一気に二本も入り中をぐちゃぐちゃに犯す。 『ァぁあッ！！』 僕の肩を掴み、のけ反った葵の白い喉に舌を伝わせながら中に入れた二本の指をばらばらに動かす。 完璧に雲雀の流れに入ってしまった葵は快楽からくる震えでがくがくと膝が揺れ、立っているのが精一杯だった。 腰を彼に支えて貰っていなければ倒れていただろう。 力無く自分の肩に縋り付く葵の首筋に顔を埋めていた雲雀は自分自身に少しばかりの限界を感じていた。 いつもなら胸とか愛撫してあげる所だが今日は外でヤっているためそう時間は無い。 まぁ僕自身が久しぶりだから早く葵の中に挿れたいだけなんだけどね。 『ふぁ…あァ！』 「確かここだったね、君が感じる所は。」 ―グチュ 『や！やッ…ん！！アっ！だめぇッ！！』 葵が弱い場所ばかりを集中して攻めていると高く鳴く声に絶頂を迎えたのかがくんっと脚の力が抜けて地面に座ってしまう。 『っハァッ……はぁ…』 下で座り込んで深く息を吐いている葵に視線を合わせる為膝を折って屈み、彼女の顎を掴みこちらに向かせた。 葵を見ると絶頂を迎えた葵の顔は頬をピンク色に染め、とてもエロい顔になっていた。 うん、僕が好きな表情だ。これからその表情が更に崩れていくのが楽しみだね…。 ニヤリと口角を吊り上げてそんな事を思っている雲雀の事なぞ葵は知るはずもなく、ただ終わった快楽に安心していた。 「まだだよ？」 『え…？きゃあ！？』 安心して地面に座っていた葵の腕をくん、と自分の方に引いて倒れてくる身体を横にずらし四つん這いにさせる。 『きょ、やくん？』 四つん這いの体勢のまま不安げに顔だけを後ろにやる葵の顎をくいっと人差し指で上に持ち上げて彼女と視線が混じ合う…。 これから来る快楽に怯えているのか眉を垂らしてこちらを見ている葵に目を細め、 「これなら浴衣も汚れないし僕も、汚れない…。」 『ひゃあッ！？』 いきなりガツンッ、とバックから彼の肉棒が一気に突き刺された葵は地面に着いていた手は崩れ、腕で身体を支える体勢になっていた。 浴衣は汚れないように腰辺りまでめくられ。 「くっ…バックは、久しぶりだから…キツイねッ……。」 耳元で額に小さな汗をかきながらキツそうに顔を歪めて吐息を零す雲雀に葵は頬を染める。 『ふぁァ……ぅァあッ！んぅ！』 「ッ…」 子宮の入口まで深く挿れると中ではぎゅうぎゅうと締め付けてくる葵の膣内。バックから挿れている為圧迫感も強い。 少しでも気を抜いてしまえばイッてしまうほど…。そこは雲雀のプライドが許さない為、彼女より先にイくことはない。 なんとか踏ん張り、少しの余裕ができて葵を見ると、涙目だった葵は生理的な涙を流し頬を伝わせていた。 次→ . |