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22.守るための戦い。





今日は学校お休みだったけど突然恭弥君から電話があって書類整理を手伝ってほしいから学校に来てほしいとの連絡が来た。



急いで部屋着から制服に着替えて身の支度をしてから家を飛び出す。



ここまでは順調だったのに…。





『(……!誰か、後を付けて来てる…?)』




気配は二、三人の気。
後少しで学校に着くとゆうのに…。


やだ…!



怖くなって走るスピードを上げて学校へ急いだ。マフィアだったら……どうしようっ。



もし、マフィアだったら………







戦うしか…ない…。



私の、居場所を守るためにッ…!!




戦うなら、裏庭が調度いいかもしれない…。





裏庭に続く道の角を曲がってから腰に手を伸ばし、三節槍を取り出して組み立てそこで待ち伏せをする。





「ここを右に曲がれば――」


「!ツナ危ねぇッ!!!」


『――――!?』




槍を振り下ろしたけどそれは相手に当たる事は無かった。
私の攻撃を野球に使うバットで受け止めた男の子とその後ろにいる二人の男の子の顔を見て目を見開く。
この人達……先週花見で会った…!





「ふぅ、こんなの振り回しちゃ危ないだろ?」



バットで槍を受け止めていた彼が何を思ったのか私に向かって手を伸ばす。




『――!?』



反射的にそれを避けて後ろに大きく下がる。
私の少しの殺気に気付いてこの人……槍を受け止めたなんて…。彼の後ろにいる銀髪の人はあの茶髪の人を10代目と呼んでいることからマフィアだと分かっていたけど。やはり彼もマフィア!



私の後を追って来た彼等。まさか……私の情報が彼等にバレた?
また……私を捕まえに来た?




茫然としていると銀髪の人が何か怒鳴って爆弾を投げてきた。





『………。』



それを槍の底で跳ね返し刃の方で全ての導火線を切る。



「なっ!」



導火線を切られた爆弾の包は爆発することなく地面に落ちてゆく。




私は、私の居場所を……守るために戦う!!


ヒュンッヒュンッヒュンッっと槍を廻してから構えて、銀髪の彼に向かって走り出した。





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(10代目を守るために!)

(私の居場所を守るために!)



((戦うッ!!!))



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