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CGの世界








自分の……しかも格好悪い所を他人に見られた事に思わず赤面。
そんな杏雫を笑いながら見ていたおじさんだが自分の手元にある存在に気付く。



「おっと、俺はこの荷物をあっちのスタッフに渡しに行かなきゃならないんだった!」



片手に持っていた風呂敷の存在を思い出すと慌て始める。





「じゃあなお嬢ちゃん!!このCGの世界を楽しんでくんな!」


『はい!ありがとうございます!!』


「あ、それと」


『?』


「もう顔面ぶつけるんじゃないぞ?(笑)」



『!余計なお世話です!!!!///』






彼の一言多い言葉にボクは怒った。なのにおじさんはそのボクの反応を見てわははは、と高笑いしながら背を向けて行ってしまった。





〜〜っ!!くやしっー!!まさかあんな所を見られるなんて!不覚だった!!!!
大体先生も一言教えてくれていたってよかったのに!恥かいちゃったよボク!!!





杏雫はまだ熱のある顔を冷ます為、少し風にあたっていた。











『………なんでだろう……まだ何もしてないのに…なんか無駄に疲れた(遠目)』



そういうと杏雫は深ーく溜め息をつく。





『なんか疲れた……紺の所に帰ろうっと…』



ふいっと来た道から戻ろうと振り返る……が、











『…………此処どこ?』



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