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TITLE 38.複雑な思い 珍しく迷わずに帰ってこれた杏雫は部屋に入ると床に力無く座り込む。 『ぅあ〜……どうしよう…今自分めっちゃ顔赤いよ…///』 さっきの発言もそうだが何より一番恥ずかしかったのは… 『まさか抱きしめられるとは思わなかった…そんな事天変地異が起こっても有り得ない事だと思ってたのに…。』 多少大袈裟な説もあるが…それぐらい驚いたとでもいえよう。 は、恥ずかしかった!!! さっきはあまりの出来事に唖然として平気な顔していたけど今思い出すとめっちゃ恥ずかしいって!!!!!//// 自分何平然と居られたんですかっ!?えっ!?どうして?!マジなんでっ!? うぉおおぁあああと奇妙な声で嘆き、理解に苦しんでいた。 梵天は……どうしてあんなことを… ただの同情心から?それとも…別の何か? ……あぁ〜考えれば考える程胃が痛い(泣) と、とにかく今日はもう寝よ。明日の為にも今は寝よう。 布団を敷きぼふっと倒れ込む様に寝に入る杏雫。 絶対に犯人を見つけだす。 そう心に思いながら杏雫は静かに…夢の世界へと旅立つ。 まだ…複雑な気持ちを抱えたまま…… ―END― |