未定


『貴様等やる気があるのかッ!!?』



ドォオオンッ!!




もの凄い地響きがしたのは此処、



イタリア海軍でも有名な「COMSUBIN―コムスビン―」とゆう海軍で軍人を育てる場所。


その海軍の中でも唯一の女性一人で、最も最強の教官として有名な教官がいた。
それがラン・クルタ。
彼女は唯一男として認められてこの海軍の教官を務めていた。
そこらの男性陣よりも男らしく、勇ましいその姿は誰もを魅了した。
彼女はいつも見習いの兵隊達を相手にして体術から銃の扱い方等を教えている。
今もまさにその状況。




ランによって大きな身体を地面にたたき付けられた男兵隊。
そのすぐ側には吊り目をした赤い瞳を持つ制服をきちんと着こなした女性教官のラン。




「イタタタ……教官、もう少し優しくして下さいよ〜。」



男兵隊は上半身を起こして腰に手を宛てながら目の前に突っ立っているランを見て言う。
男の甘ったれた言葉にランは更に目を吊り上げた。




『甘ったれるな!!!こんな事で今年の卒業式に出れると思ってんのか貴様はッ!!』



グイッと兵隊の胸倉を掴み上げるとその兵隊の顔はげっと青ざめたものになりランは気にせず顔に手打ちを繰り返す。


彼女の指導力とはこの通りのスパルタ性で弱音を吐くどうしようもない兵隊はランの場所へと送り出されて指導される。
今まで兵隊には向いてないと言われて来た者は彼女の指導力に置けば立派な軍人となってしまう。そんな噂が流れ始めた頃に、一人の男が彼女を求めて来ることになる。






『全く…最近のガキは体力が無いのか!』



指導を終えたランは休憩を取る為、教官用の休憩室にいた。



「まぁそんなにカッカすんな。血管契れちまうぞ。」


『大体!何故貴様がここにいる!?リボーン!』


バンッと机を叩き目の前で優雅にエスプレッソを飲んでいるスーツを着た男を睨む。



「なんだ、俺がいちゃいけないのか?」


『貴様はここの人間ではないだろ。』



腕を組み椅子に座り直す。ボンゴレの最強の殺し屋として九代目に寵愛されているこの男の名はリボーン。
銃の腕前は確かに凄いもので、オレも一目置いているほどだ。



『で?今日はまたなんの用だ。』


「お前に会いてぇって奴を連れてきたんだラン。」


『オレに…?』



片眉を上げてリボーンを見る。




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