未定 (4/)
「俺もこの三日間、側で見させてもらっていたがタフな男に違いはねぇ。お前も薄々は感じてんだろ?教官なんだからな。」
壁から背を離しコロネロを見てからオレを見る。……確かに、どんなに追い払おうと、邪険にしようが負けずに立ち向かいオレにここまで申し込んで来た奴は初めてだ。
肝の据わっている奴だとゆうことは分かったが…………
チラリと目線を横に流しコロネロを見る。
そして考え…
『……………ハァ…分かった。』
深い溜息と共に、コロネロを弟子にする事を告げた。
「え!!」
『ただしッ!!!』
弟子にして貰えるとゆう喜びで顔を笑顔に染めているコロネロに釘を刺す。
『オレの修行は厳しい。並大抵の奴はすぐに音を上げ辞めていく。お前に与える修行は他の奴らより二倍に増やす。その事を踏まえ一度でもオレの修行について来れなくなった時点、またはオレが修行について来れないと判断した場合で見捨てる。』
「その方が寧ろ良いぜ。普通の修行じゃ俺の腕が鈍っちまうからなコラ!」
『ガキがっ…』
フンッ!と腕を組み目線をコロネロから外す。
顔を背けてしまったランの首に片腕を廻し抱き着く。
『わっ!!』
「よろしくな!ラン!!」
『ッ!ふざけるな!教官を付けろ!教官を!!』
ギャーギャー
二人が
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