暗闇に咲く花
夕方、学校から家に帰宅中に並盛町を歩いているとふと建物と建物の間に空く細い裏道。
その暗い裏道には一輪だけ、花が咲いていた。
歩いていた足が立ち止まり、周りが私を通り過ぎて行く中ただ止まってその花を見ていた。
ずっとひとりぼっちだった一輪の華。
誰かに見つけてもらえることも無く、影に咲き静かに生きて、誰にも存在を知ってもらえないままで朽ちていく暗い華。
まるで、私のように……
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