名前 (2/3)
「やぁ、また会ったね。」
なんで、
私はただ目の前の人に唖然として見る。
昨日の今日でこうも会えるものだろうか
今日も公園でブランコに乗りながらイタリア語の勉強をしていると不意に目の前に影が差し顔を上げるとヒバリさんがいた…。
『………。』
「君に聞きたいことがあって探してたんだよ。」
学ランを靡かせて立つ彼は切り長な目を更に細めて私を見る。
「………昨日、僕が秩序だって言ったよね?」
突然話が変わったことに戸惑うがこくりと頷く。雲雀さんは組んでいた腕を離しまた口を開かせる。
「秩序だから…個人情報とかも調べるのが得意なんだ。」
『?』
「君、クローナ躯髏とかいう変な名前じゃなくて日向透……だろ?」
『――ッ!!!』
背筋が凍った気がした………
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(なんで…貴方がその名を……)
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