接触 (2/3)
骸はクローナと精神を入れ替え久々の犬と千種との再会を果たす。
彼等は最初こそは驚いていたものの、再び骸と話せることが出来たことの喜びの方が大きい。
犬は嬉しさのあまりに涙を流し、千種は表情にこそ出さないが内心では喜んでいた。
「骸様…なぜ…、」
何故今現れたのか?
戦いは今夜だ。
戦いに向けて力を温存しているはずなのに今出て来ても大丈夫なのかと千種は心配していた。
そんな分かりにくい彼の感情を読み取りクローナの姿をした骸は小さく笑う。
「戦いに出る前に…あの男に会っておきたいんですよ。」
そう言って二人を残しクローナの姿で骸は黒曜中の学ランを羽織りヘルシーランドを後にした。
「さて……では会いに行きますかね。」
クローナの心に入り彼女を悩ませている元凶の元………
雲雀恭弥のところへ…
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