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「動く…動く動く動くよ左近殿!スゴイ!脚も、他の所も全部!!」

「ちょ、朔弥さん。めくるの止めなさい、女の子なんですから」

「悟空!」

「あー?」

「「「!!!」」」

「ちょっと降りてきて!」


ひょこっといつもの様に顔を覗かせた悟空。
朔弥の言うとおりに降り、朔弥の前に立つと朔弥はいきなり悟空の腹に一発喰らわせた。
それは全く綺麗に決まった。


「て…てんめぇ…」

「すごーい!力もちゃんと入る!………手痛い…」

「それはこっちの台詞…あ?お前なんで?さっきまで…」


問う悟空を後目に朔弥は仙人二人にありがとう、ありがとうと頭を下げ、走って部屋から出て行った。
その後を左近が「走ると危ないですよ」と追いかけた。


「して猿よ、おぬしなにをしておる」


伏犠に睨まれた悟空はそそくさと退散していった。

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