なんやかんやあって神々の義足(仮)を自分の脚と引き換えに手に入れてしまった主。 別にスポーツ選手を目指いしていたわけでもないので「なんだよコレ…そもそも神々の義足ってなにさ…」状態。 古傷で歩行に困ることもない(なぜか)ので深く考えることをやめ、「まあ、うん。(どうでも)いいことにしておこう」と考えることを辞める。 友人らには「最近調子がいいみたいだね」と普通に走ったり、しかも早い事を話題にされるも、「いやなんか神々の義足(仮)とかいうのを貰ったのよ」と言うわけにもいかず曖昧に。 そもそもHLの事はニュースで「海外すげーことになってんな」程度の認識でしかないので、勿論神々の義足(仮)も普通に歩いたり走ったりできるただの脚という認識。 ただ最初の頃は思った以上に早く走るし上手く止まる事さえできなかった。 それと同じくらいの時にザップに「お前同じ神々シリーズ(仮)持ってるやつとか探せねえの?」と言われたレオが「会ったこともない人間か人間じゃないかもわからない存在さがせるわけねっす」とあしらうも、ザップに「陰毛頭やってみろよ、成さねば…ならん、とかどっかの国で言うだろ」みたいにしつこく言われて仕方がねえなとレオがやってみると主にヒット。 ついでに義足をつかって高い所にあるモノを取っていたところを目撃。(そんな事ができるようになっていた) いやまさか。と思ってぶつくさ言いつつも再度チャレンジ。やっぱり宙に浮いている。しかも義眼と同じ様な光を帯びている。 叫ぶレオにビビるザップ。どうしたのかと目線を送る事務所に居た面々。 「た、たぶん…神々の四肢、多分脚を持ってる人が…います……」と見た事を報告。 それからなんやかんやあってどうにか主を突き止め、交渉に入ろうとするも英語が全くダメな日本人主。恐らく日本語が喋れるであろうクラウスかスティーブンが交渉役、策略家ということでスティーブンで。ついでに同じく神々シリーズを持っているレオ(仲間意識を持たせるため)、抵抗された時の為に捕獲要員としてザップ(ツェッドでもよさそうだけどHL外に出ると言う事で) とりあえずざっくりと自己紹介して、君の仲間だよとレオを見せるも「はあ…?」な主。 そもそも主はその足で今のところ困っていないし失ったものは自分の脚くらいで足の露出がなければその他大勢と変わらない。 「らいぶらってなに」「いち大学生、しかも成績が抜きん出て良いワケでもない私に何の用だ」「HL…ああ霧がでて異界と繋がっているってとこ?」という不信感MAXで早々に「すみません、よくわからないのでお断りします」ときっぱりすっぱり日本語でお断り。 しかしまあ神々の部位を持っている時点で保護対象(利用価値がある)のではいそうですかと下がれないし、主にとってのメリットを伝えても「困っていません」の一点張り。 最終的には「そもそもどうして私がそんな足を持っているのを知っているんですか、気持ち悪い」と。警察にといわないのは義足を聞かれると面倒そうなので。 思い切ってそこから逃走をはかる主。血法で捕獲を試みるも何故か主に対して血が伸びない。血凍道で道をふさごうにもやはり氷が伸びない。レオが義眼を使って見てみると主の義足が「あらゆるものの進行を妨げている」らしい。 ならば視界を奪え、と言う事で主の動きを止めることは出来たけど誰も主には近づけない(妨害されている) とりあえず話し合いを、と言ってみるが「こんな事されて話し合いもなにもあるか!(意訳)」で拒否(当たり前) というのを途中まで考えた。 ざっくり… |