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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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※坂道姉


「坂道、お姉ちゃんだよ!」

母校である総北の後輩に会いに、ついでに小野田の姉の##name_1##を連れてくると弟の小野田が叫んだ。
帰宅することは連絡済だったらしいが、まさか学校まで来るとは思っていたなかったらしい。しかもオレと一緒にいると言う事もあるんだと思う。

「お、おおおおおおおお姉りゃん!?」
「お姉りゃんとは初めての単語…そんな新しいキャラクターいるの?」
「ち、違うよ!ど、どうしているの!?」
「弟の姿を見たいそうだぞ、小野田」
「そういうことですー」

あまりに、というか驚きすぎて騒ぐ小野田にどうしたのかと様子を見に来る面々。
そこには2つ下の後輩や、部長を任せた手嶋と青八木、それに古賀まで見える。他に見覚えのない顔が見えるが、新入部員だろう。

「金城さん!」
「久しぶりだな」

後輩と喋っていると、小野田姉弟は自分たちで盛り上がり、小野田と仲の良い鳴子と今泉はそっち居る。
後輩と話しながらそっちの話に聞き耳を立てると話のアンバランスさが妙に面白くてこっちの話に集中ができない。

「あ、小野田君の姉さんじゃないですか!」
「浪速くんとイケメンくんだ、久しぶりだねー元気だった?」
「姉さんもお元気そうで何よりですわ、つうかいい加減覚えてくださいよ。こいつイケメンじゃなくてスカシですわ」
「誰がスカシだ。お前なんざ豆粒でいいんだよ」
「誰が豆粒だ!スカシ!!」
「お前以外誰がいるってんだよ、そもそもオレはスカシじゃねえ」
「二人は仲良しだね、坂道にお友達ができてお姉ちゃん嬉しいよ」
「小野田くんとは仲良くさしてもらってますけど、コイツとはしとりませんわ」
「奇遇だな、オレだって小野田とは友達だがこんな豆粒しらん」
「それを世の中仲が良いって言うのだよ」

同じタイミングでその4人の会話を聞いていた人間が吹き出した。
二人のケンカは今でもいつもの事なんだろう、下級生誰も困ってはいない。
##name_1##も慣れているのか、笑っているので##name_1##からしても日常とまではいかないが見慣れたものなんだろう。