「あ、本当に若くなってるね」 「##name_1##さんかわいいー!」 「##name_1##さんの制服!写真、写真とろ!」 通路清掃を言い渡された1年と##name_1##。 そもそも##name_1##は1年ではないし、大人で呪術師をしている。しかし七海との任務の際に七海を庇い呪いを被ってしまった。その結果が心身ともに高専の1年生になってしまった。 「げ。」 「五条先生にアポ取ってますか?」 「取ってないよ。別に問題ないし?」 「なんで##name_1##さん高専の制服なの?」 「##name_2##さん困ってんだろ、見て分かれよ。つーか近すぎじゃコラ」 「???え、げ、夏油、くん?」 「そだよー。可愛くなったね、##name_1##」 ##name_1##は驚いて声も出ない。というわけではないが、ちらりちらりと1年生を見れば伏黒はスマホを弄り始め、釘崎は夏油の連れてきた女の子2人といがみ合い、虎杖は困ったように笑っている。 そこから推測するに、夏油は1年生たちとも面識がある。知り合い。という事。 ##name_1##から見れば五条よりも常識的だった夏油なので、まあ、たぶん、危険はない、だろうと判断する。 が、しかし。##name_1##の知る夏油とは結構な感じにかけ離れている。 「出家、したの…?」 「え?」 「おぼう、さん?」 「ああ、これ?あはははは、違うよ」 「そうそう!夏油さまは教祖なんだよ!」 「##name_1##さん、知らないの?」 「だって##name_1##ちゃんは今高専1年生だよ?傑が教祖してるの話してないし僕」 「##name_1##の件本当だったんだね」 僕が嘘言う必要ある?と現れた五条。 夏油が連れてきた2人の女の事もぎゃあぎゃあ騒ぐ当たり、知り合い、よりももう少し親しい間柄なのだろう。 1人ついていけない##name_1##はただ黙っているしかできない。 それに気づいた伏黒が簡単にその関係を小さな声で説明してくれたので、##name_1##も同じく小さな声で礼を言う。 「##name_1##、明日休みだろう?この子たちが一緒に遊びたいっていうから迎えに来たよ」 「え」 「ざーんねーんでしたー。明日##name_2##さんは私と真希さんと遊びに行くんですー!」 「え、そうなの?1年ズじゃなくて野薔薇と真希と##name_1##で?」 「うん。昨日ね、真希と野薔薇とそういう話になったの。高専来て、友達と遊園地行くの初めてだから嬉しい」 「制服で遊ぶのよ!##name_2##さん私服ないし、今しかできないって言ったら制服で遊ぶ!よね!」 「いいなー俺等も行かね?なあ伏黒」 「なんでお前と行かないとなんだよ…」 「えー!夏油さま、私達も行きましょうよ!」 「うんうん」 「いいね、うん。じゃあ私が料金出してあげるよ」 「やったー!夏油さまと##name_1##さんと遊園地!」 「若人の青春邪魔するなんてサイテーじゃん」 「じゃあ悟は任務に行っておいでよ。私が可愛い子たちの楽しんでるのを眺めるさ」 「はー?僕も行きますけどぉ?傑みたくみみちくないからお財布しますけどぉ?」 急にメンチを切り出す成人男性2人。 夏油の後ろでは「夏油さまー!」「五条悟なんてやっつけちゃえ!!」と応援する女子2人。 それとは反対に五条の後ろでは虎杖が伏黒に「なー俺らも行こうぜ」と誘い、伏黒は嫌な顔。釘崎に至っては興味がないのか爪が掛けていると嘆いている。 「……」 「##name_2##さん?どったん?」 「あ、いや…」 「なに?どうしたのよ」 「あー…なんか、デカい、黒い壁だなあって思って」 「2人ともデカいですからね」 「だーれが壁だって?」 「うわ」 「こんなGLG捕まえて壁だなんて失礼な。傑の方が横あるし、単品で壁で僕は違うよ」 「じーえるじー?」 「グットルッキングガイ!」 「ねえ##name_2##さん、これ一番に行きましょ」 「私たちも行くし!」 「はー?##name_2##さんが約束したのは私と真希さんなんですけどー?」 「そーだそーだ!悠仁、恵、明日遊園地行くよ!」 「イエーイ!」 「………」 さっすが先生!と上機嫌な虎杖。 それとは反対に伏黒は溜息をつているが、嫌な顔はしていないあたり、おそらく素直ではないのだろう。 で、飽きました!! おわり! |