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「#幼馴染」のBL小説を読む
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2012/12/16 17:08

「…で、貴女のサーヴァントって…ギルガメッシュなの?」
と若干引き気味な凛。
まあ、主も目撃した通りの我様なので、困りながらも頷く主。
「……トオサカリン、アーチャー、ランサー…そして、大人の僕。ま、まさか…!?」
「どうしたのアーチャー」
「ま、まずい気がしてきました…」(ガクブル)
「?」(頭傾げ)
そう、ここでのマスターはカレン!!
ギルガメッシュもブルっちゃう(笑)
そんなことは知らない主はさっさとパソコンの前。戻るのが先決なので、ここでの疑問は後で聞けばいいやと思っている。
パチパチと携帯端末やパソコン触っているとランサーから紅茶が。
頼んでいないと言うと、差し入れだといわれる。しかしこちらの通貨を持っていないから代金が払えないと言うと、差し入れっていうのは俺のおごりだ。安心しろとマジ兄貴。
それをありがたく頂く主。それがなんだか面白くない子ギル。
むー。と思いながらも大人の自分とか、その場にいるサーヴァント集に自分なりに調査。そして案の定情報収集にならない大人の自分。もう自分は無視して贋作者とかランサーに聞き込み。
すると開かれるドア。そこにはギルガメッシュを回収しに来たカレンが。
有無を言わさずにギルガメッシュに伸びる聖骸布。見事キャッチするが、一緒に子ギル巻き添え。
「あら、いつのまに分裂なんて覚えたんです?」
「あ、いや…僕は貴女のサーヴァントではなくて…」
「…?」
そこで主に説明をお願いしようと思って呼ぶが作業に集中して気づいてもらえない。
聖骸布には抵抗しても無駄だと知っているのでしない。
やっと気づいてもらい、事情説明を。
「ごめんなさい、その…小さい方、私のサーヴァントなんです。何かご迷惑をおかけしてしまいましたか?」
「…あら、言われてみれば違うのですね。またこの変態が変な薬でも使った悪戯かと」
「ああ、私も最初そう思いました」
「うわあああん!!マスターの馬鹿ぁ!!」
「あ、もうちょっときつく締められます?」
「ええ、こうかしら」
「げふう!!」
と初対面ながらに気が合ってみたり。
でも「同じ顔が二つもあるなんて気持ちが悪い。面倒事はごめんです、ごきげんよう」とカレンはギルガメッシュを連れて退場。
ギルガメッシュが黙っていたのは最初から全力で締められていたから。
「ひどいです!!」
「普段の行いの悪さ」
「僕悪くない!」
「そう?君があっちにいてくれたならパスの関係で戻れたかもしれないのに?」
「…そ、そんなぁ」
ちょっとまわりが子ギルに同情し始める。
兄貴にジュースをサービスしてもらうとか。
そしてやっとまた凛と繋がって、ダブル凛の顔合わせ。
「…え!?」
『えぇ!?』
「凛、こっちの凛のサーヴァントはアーチャーなんだって。ほら、白野と仲のいい男子の。ランサーもいるのよ。ランサー」
「お?本当だ、嬢ちゃんがいるぜ」
『お、…ああ、あそこか。じゃあそっちの俺のマスターはカレンだろ』
「あ、ああ…そうか、座の記録か」
とか。


それから無事にゲート(?)が開かれて帰ったらいいんじゃないかな!

イチャイチャまでいかないけど、それなりに仲良いのも取り入れたいな。
一緒にケーキ食べたり、口元についたクリーム拭ったり。(あれ、いちゃついてないか?)