2012/10/30 22:11
紅茶と子ギルと
「おはようアーチャー(眠い…)」
「おはようマスター、良い朝だ。これは私からだ、受け取りたまえ」(お菓子の詰め合わせ)
「……あ、ありがとう。だけど、流石に朝からお菓子は…」
「君に食べろとは言わない。それは今日一日君のラッキーアイテムと言ったところか」
「ラッキーアイテム?占いみたいね」
「難しく考える事はないさ。私とてマスターの身の安全を確保できればと思った次第だ」
「…?(なに、私今日死ぬの?遭難するの?)」
「マースーター!おはようございます!!」
「ああ、おはよう」
「トリック オア トリート!」(笑顔で両手差しだし)
「と、とり?…なに、それ」
「今日はハロウィンですよ!お菓子をくれなきゃイタズラするぞっていうイベントです。さあさあ、イタズラしますよ!(朝一番に来たんですから、準備もないでしょ!何よりこの反応、確実にイタズラコース!)」
「マスター、それを使いたまえ」(指差し)
「え、あ、ああ…これね。はい、イタズラはこまるので、お菓子でーす」
「……へ?」
「これでいいの?」
「上出来だマスター。残念だったな英雄王」(鼻で笑い)
「ぐぬぬ…貴方の仕業ですか…っ」
「ああ、だからアーチャーお菓子なのね…ありがとう、助かった」
「せっかく…せっかくイタズラ出来ると思ったのにー!贋作者のくせにー!後から来た追加要員のくせにー!ぐれてやるー!!」(泣きながら走り去り)
「…どちらかと言えば色的にあっちの方が追加要員だし、彼の成長後はグレていると私は思うけど。アーチャーはどう思う?」
「私はマスターのその冷静さに驚くばかりだよ。よくあの英雄王にそんな態度をとっていられるな」
数年前までハロウィンなんて、ただ外国のイベントだったのにな…
さすが日本。イベント好きだな